MEGUMIと中島美嘉とラヴァーズ歌謡(3ページ目)

渋谷系ラヴァーズ

Call Me Call Me

【先生】アイドルはこの辺にして、渋谷系界隈で行きましょう。Love Tambourinesのシングル『Call Me Call Me』（1993年）は、実はセクシー・ジャケだから買っただけなのですが、聴き返すとなかなかいいラヴァーズ歌謡に出来上がっていますね。

Love Sick

ここまで来ると、本格的なんで、歌謡とは言い難いですが。最近では、元サニーデイサービスの曽我部恵一の『Love-Sick』（2004年）がラヴァーズ歌謡としてはお勧めですね。

【山本】曽我部恵一は、めろぢかさんも推してましたね。アウトロ部分で、レゲエの決まり文句「えびしんごなびーおーらい」を連呼してるそうです。

【先生】二人が現時点で発掘できたレゲエ歌謡とその周辺音源を紹介したつもりですが、まだまだ音源を未所有のため紹介できなかったもの、持っているのに気づいていないものなどがあります。藤田陽子の『あたいの涙』なんかは、ラヴァーズ歌謡も収録したとてもアヴァンギャルドで侮れないアルバムです。

【山本】吉田拓郎、上田正樹、松田優作、『さすがの猿飛』…触れられなかったものは、まだまだたくさんありますね。

東京レゲエ

【先生】そうそう、やっと千原ひかりの『東京レゲエ』（1982年）も手に入れたのですよ。ムード歌謡とレゲエの融合を試みた鳶が鷹を生んだような作品です。