ミュージックファンド®への期待
――では、ミュージックファンド®という新しいシステムについてCosa Nostraとしてのご意見をお聞きします。アーティストの立場からどのような可能性を期待されますか?桜井:一方的に作り手が音楽をCosa Nostraに送りつけるのではなく、ある意味プロデューサー意識を持って受け手側が参加してくれることは意義深いこと。
長田:多様化する時代の中で、変化し続ける音楽シーンが未来に向けてどうなって行くか。このミュージックファンド®が1つの可能性を持っているのは確かだと思いますね。
小田:従来のシステムに限界を感じていたので、あらゆる可能性を期待します。
――アーティストとしても投資を還元するためにプレシャーがかかるというのはあるのでしょうか?
桜井:あまり、ありません。
長田:プレッシャーは感じません。良い音を作る事が私の使命であるから。
小田:いい音楽を世の中に出し、1人でも多くの人に聴いてもらいたい。その気持ちは、どんな形態をとっても同じです。プレッシャーといえば、「良い音を作れるか」という部分です。
――このミュージックファンド®によるCosa Nostraのリリースでは、バングルズの「Manic Monday」とナンシー・シナトラの「Sugar Town」の新録カヴァーを予定されていますが、選曲された理由は?
桜井:僕の担当する「Manic Monday」は玲子ちゃんの青春時代の思い出の名曲だということで、セレクトしました。
長田:リバイバルブームの昨今ではあるが、これらの曲は今も色褪せる事のない名曲である。特に「Sugar Town」は、メロディ、詩、共に今の私をくすぐる曲である。完成をお楽しみに♪
小田:「Manic Monday」は、私の好きな曲です。ある衛星放送番組用に選曲した私の好きな女性アーティスト(40名程)の曲の中の1つです。「Sugar Town」は、長田さんのセレクトです。
――『texture』からの楽曲をはせはじむ、Cubismo Grafico、grooB-3、グルーヴあんちゃん、MAKAI、beret、Melting Holidays、metro tripといったアーティスト(予定)がリミックスするとなっていますが、もうリミックスは幾つか聴かれたのでしょうか? ぜひ、感想を。
桜井:ファンドの募集と同時進行で、今リミキサーの皆さんに制作に入っていただいています。これからのアーティストも含め、Cosa Nostraとしても期待しているリミキサー陣です。いいものが出来上がると思いますよ。お楽しみに!
(ご協力ありがとうございました。ミュージックファンド®でのリリースの成功をお祈りします。)
【関連サイト】
◆Cosa Nostra(コーザノストラ) Official Site