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ヤーマルク・マンハッタンの謎?(4ページ目)

ちょっと聴いて欲しい! そんな妙にやみつきになる不思議電子音楽・・・これは変則ラウンジビーツか? 謎の一人ユニット、Jaermulk Manhattanにインタヴューしました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

All Rights Unreserved

――よくよく見てみると「All Rights Unreserved. Please enjoy unauthorized duplication and edit.」と帯に書いてあり、隠しパンクなアティチュードをお持ちのようですが。もし、音楽著作権についてのご意見があれば、お伺いしたいです。

サンプリングについて言うとは自分もよくしますし、禁止ってなったら困ります! サンプリングする場合はほとんどリスペクトの意味でするほうが多いと思うんです。なので、使うアーティストの気持ちの問題。嫌いな曲をサンプリングして自分の曲の中にいれてもイヤなだけですからしないし。そう考えているので自分はサンプリングされたら嬉しいんですけど。

あと思うのはWEB上でのMIDIがやたらと取り締まられていますが私は反対です! 自分で打ち込んでアップして聴いてもらうことに何がいけないんだと思います。もしスコア買っきて打ち込んでおこられるんだったら「スコア出すな」と言いたいですね。それを聴いて本当の音源が欲しくなる場合もあると思うんです。余談ですが、つい最近、WEBでMen At Workの「Down Under」を探してたら何件か見つかってそこにMIDIが置いてあって聴いたら、パソコンのチープな音源で鳴らすMIDIなのになぜかジーンと来て泣きました!

――iTuneに入れようとすると、すごい事になりました(笑)。

ごめんなさい! この時代にこのCDはないでしょうという感じですよね。まわりからもよく「困る」と言われています! あとCDDBもでないですから。

――今回のアルバムはRISK SYSTEMというレーベルからのリリースですが、このレーベルの活動趣旨とかカラーとかあれば教えてください。

常にリスキーな部分がそこにこめられいる。でも一聴しただけではわからないけど聞き込んでいくうちに「じわっ」とにじみ出る感じですね。谷蟇(たにくぐ)とかもチップチューンの一言では片付けられないものがある。毒の出しかたがRISK SYSTEMは洒落ていて巧妙というか。

――今後の活動予定などあれば、教えてください。ライヴとか見たいのですが。

次回作のコンセプトを考えています。あともっとがむしゃらに曲を作って行く事ですね。ライブで変拍子はやったことないのでやってみたいです。どなたかライヴ呼んで下さい! 年内中にヤーマルクじゃないかもしれないけど作品を出す予定です。

【関連リンク】
JAERMULK MANHATTAN.HTML
RAID=GIG Website
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