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アメリカのいまいち冴えなかったケーブル局、BRAVOチャネルが放つ人気リアリティ・ショー「Queer Eye For The Straight Guy」という番組があります。「Queer」という言葉は、「奇妙な」という意味ですが、「男性のゲイ」に対するどちらかと言えば蔑視的表現です。だから、むやみに「Queer」とか言わない方が無難です。しかし、この番組のお陰で、その意味はよりポジティヴな意味に今後なって行くかもしれません。The Hazzardsというトミフェブ的ユーロビートをかますユルユル女性デュオが、シングル『Gay Boyfriend』(2003年)で文字通りゲイのボーイフレンドを持った女の子の気持ちを歌っています。彼女たち曰く、「I don't care that you are queer(あなたがゲイなんて気にしないわ)」と・・・

THE HAZZARDS (f.k.a. ukes of hazzard) - the baddest 2 girl ukulele band in new york

あ、イケナイ、話が逸れました。「Straight」とは、「Queer」の反対、つまり異性愛者の男を指します。日本語では、「ノンケ」ですね。つまり、「ノンケのためのゲイの視点」とでも訳しましょう。この番組に出てくるノンケとは、ダサいんだけど、そこそこ希望が持てる男です。そのダサいノンケを、以下のFAB 5がイケてる奴に変身させます。

(左上から時計回りに)
■Ted Allen:グルメとワインの鑑識家(Food & Wine Connoisseur)として、料理を指導。
■Kyan Douglas:グルーミングの教祖(Grooming Guru)として、主にヘアスタイルや洗面所を改造。
■Thom Filicia:デザイン博士(Design Doctor)として、室内のインテリアを見違えるほどにコーディネイト。
■Carson Kressley:ファッション学者(Fashion Savant)として、イケてるショップに連れて行き、似合う服を見立ててくれます。更衣室にも着いてきてくれます。
■Jai Rodriguez:文化マニア(Culture Vulture)として、粋なマナーやトークをロールプレイで指導。ちなみにVultureってハゲタカという意味です。

所謂、素人さん変身もの自体は、昔からあった企画ですが、単にルックスの変身ではなく、自己表現の要素をトータルに変身させるというのがいい目のつけ所。それ以上に、この番組が人気を博する理由は、やはり5人のゲイたちの専門知識、こだわり、センスのよさでしょう。しかも、結構口は悪いんですが、皆さん超ポジティヴなキャラクターで、なんだか生きる希望が沸いてきます。ちなみに、おねえキャラは、ホール&オーツのホールにちょっと似たファッション担当のCarson Kressleyぐらいで、他の人は割りと普通。この番組のお陰で、彼らは今やセレブなファンも多い人気者です。ぜひ、日本でも放映して欲しいものです。

BRAVO - Queer Eye For The Straight Guy(公式ページ)

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