フォークトロニカなクリスマス・・・
『*seasonal greetings』(2002年)は、ドイツのMobile Recordsからリリースされたドイツ、イギリス、北欧を中心としたインディー~フォークトロニカ系の人たちによるクリスマス・アルバム。Opiate、Future 3、MumらのSketch Showのお二人が勧めそうなエレクトロニカ系も多数参加。基本的に、クリスマス・ソングとフォークトロニカというのは相性がいいと思います。ただ、あまりにも相性が良すぎて、凡庸にまとまってしまった気もします。
そんな中でも、『せつないノーウェジアン・ポップ』で紹介したKings Of Convenienceのアーランド・オイエがカヴァーするWham!の「Last Christmas」は、羊さんが出てきそうな牧歌的フォーキー・クリスマス。ロイクソップがリミックスするとさらに面白いのでは?
アルバム中ベストは、Damon Goughのソロ・ユニット、Bad Drawn Boyの「Donna And Blitzen」。これは、ヒュー・グラントがダメ男を演じる『About A Boy』(2002年)という映画のサントラ曲ですが、胸キュン・インディーポップとしてお勧め。
01. Low: Long Way Around The Sea
02. Orso: X'Mas Tomorrow
03. Morgan Caney & Kamal Joory: Darling
04. Opiate: Snow Story
05. Komeit: Atomized
06. Future 3: It's That Time Again
07. Erlend Oye: Last Christmas
08. St. Etienne: My Christmas Prayer
09. Badly Drawn Boy: Donna And Blitzen
10. Hood: Winter Will Set You Back
11. Domotic: Smith,Klaus & White
12. Derrmann & Kleine: Catch A Snowflake
13. Mum: Nottin Var Svo Agaet Ein