竹の子族も『Rydeen』で踊っていた時代です。蛇足ですが、フランスのニューウェイヴ・バンドにTAKENOKOというのがいます。竹の子族に感化されたのでしょう。シングル『Rydeen』(B面は『PUBLIC PRESSURE』からの『Cosmic Surfin'』)は、1980年6月21日というかなりスローペースのリリース。アルバム『SOILD STATE SURVIVOR』からシングル『Rydeen』の間に、アルバム『PUBLIC PRESSURE』と『増殖』は出ちゃってますから。
ナゴムのケラと大槻ケンジのユニット、空手バカボンは、アナログ・アルバム『バカボンの頭脳改革』(1988年)で『来たるべき世界』という手塚治虫ちっくなタイトルで、『Rydeen』を唄カヴァーしています。「テクノ ライディーン」で始まるバカ歌詞。ジャケ写のベスト・コンピレーションCD『空手バカボン・ベスト』(1990年)にも収録されています.。
森丘祥子のアルバム『夢で逢えたら』(1991年)は、日本のポップス名曲をカヴァーするというコンセプト。ナイアガラ系、YMO系が多いのですが、プロデューサーでもある小西康陽の作詞でハウス歌謡的『Rydeen』を歌っています。ちなみに森丘祥子は、柴田くに子名義で工藤静香と木村亜希(巨人の清原の奥さん)で活動し、いけないギャル風のシングル『バージン・クライシス』(1985年)をリリースしています。【2月12日に追記】
The Hong Kong Knifeの4曲入りシングル『LOVE ME』(2000年)ですが、4曲目で『Rydeen』がカヴァーされています。格好はラモーンズのようですね。彼らのサイトを見ると、バンド名は「セックス・ピストルズやニューヨーク・ドールズのようなすごいバンドになりたかったので、地名と武器を重ねりゃあ完璧だろう」と思い命名とある。セックス・マシンガンズはセックス・ピストルズよりも強くなりたかったのか?
Logic SystemはYMO Part II(ELO Part IIっていうのがあるんで)のような状態です。アルバム『To Gen Kyo』(1991年)では、『Rydeen』を『風と水の思想』という副題をつけて唄カヴァーしています。歌っているのは、たぶん黄麗星という中国女性で、中国語でエスニックなカヴァーをしています。
そのLogic Systemの松武秀樹を監修に迎えて、内海源太はYMOをエレクトーンでカヴァーするアルバム『Rydeen Electone』(2001年)にリリースしています。エレクトーン普及の戦略でしょうか?