テクノポップ/テクノポップ関連情報

アーティスト・インタヴュー~Part 13 僕たち、サイボーグ’80s(4ページ目)

『SWITCHED ON CYBORG』に続き、セカンド・アルバム『Rock'n Roll for Man-Machine~機械人間の逆襲』をリリースしたZunba小林さんに追加インタヴュー。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

――聞かれるまでもなく、女性ヴォーカルは大好きです。男性ヴォーカルであるにも関わらず、マグナロイドさんが参加された理由は? 低音の魅力ですか?

それ以前に、彼の発言や立ち居振る舞いから来る存在感がイイ感じでした。その上、声もいいですし。なんというか、彼にはイロケがあるように思います。僕はオンガクにイロケはとても重要だと思っていたりするので。女性ヴォーカルが好きなのも結局、男としてイロケを求めるからかな?て、下心アリアリだ(爆)。

――今回、普段ミュージシャンとして活動をしていない人も巻き込んでしまおうと考えた理由は、何でしょう?(僕は、クリス・モスデルというかピーター・バラカンの様な役で2曲に参加)

単純に関わる人が多ければリスナーも増えるだろう、と、そんな理由だったりします。なにせ宅録でインディーズで、となると人と接する機会も少ないですから(笑)。希望としてはオンガク以外で刺激をしてくれる人とか居てくれたらいいな、とか思います。写真でも映画でもデザインでもファッションでも彫刻でもいいので。ジャンルに関係なく「ポップ」な人と繋がりが持てたら良いな、という願望があります。

――実は、一つ期待していることがあるんです。それは、ポール・フランクさんが作曲した『ミスルージュ』をポールさんが、ちょっと辛口で定評のある「ポールのバカ買い日記」でレヴューする事です。

ぜひして欲しいですねー。
ポールさん流の楽曲レビューぜひ読みたいです。

――以前のインタヴューで、「ただ一部のマニアの方々には喜んでもらえるような、そんな地味なユニットを目指します。ニッチものです。志は小さいです。狭いです。でも深くありたい。」とZunbaさんは、控えめな事を言っていましたが、最近の言動からすると「今回は産まれてはじめて自分で傑作と言える内容になっています。それと、サイボーグは海外進出を狙っています。日本でのテクノ状況はたかが知れてますから(笑)。」とかなり強気な発言が目立ちますね。これはどのような心境の変化なんでしょうか?

この前のインタヴューはアルバムを作り始めた頃だったと思います。その後完成してみたら、強気になれた、ということでしょうか。「強気」と言うより「ハッタリ」と言った方がいいですね。

「海外進出」というのはニッチであることには変わりはないでしょうが、日本よりもヨーロッパやアメリカのコアな人達の方がウケはいいかもしれない、と、思ったりします(希望的観測)。それ以前にうまく出て行ければイイんですけどねー。そこが一番問題ですが。

まーせっかく自分で「イイアルバム作っちゃったよ」と思っているので、どーせなら「海外進出」とか言っちゃおうという気分です。きっと理解してくれる人がいるだろう、と、思っています。というわけで「来たれガイジン!いつでも行ってやるぜ!」て、日本語で言ってもダメか・・・

うーん、しかしこの発言を突っ込まれるとは思いもよらなんだ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます