――そして、『FUTURETRON SAMPLER』(2001年)では、petits posことモンミュフミュフさんをゲスト・ヴォーカルに、結構意外だったフレンチ・テクノポップ曲『La Schatte poseuse』を披露されていますね。『所謂「テクノポップなんて大嫌い」...』でも書かれていますが、異分野交流の成果が発揮されている作品ですね。やっぱり、女性ヴォーカル大好きなんだと(笑)。結構、フレンチものなんかも聴かれるのでしょうか?
パリジェンヌは大好きです(笑)。と言っても実際にはパリには行ったことはないので、あくまで想像上のコマーシャルや映画に出てきそうな、イメージ先行タイプですが。「華の都パリ」と呼ばれていた頃の、外国人が勘違いしちゃってるパリのイメージとか、好きですね。なんかニッポンのことを「サムライ ハラキリ フジヤマ ゲーシャガール」と言っている感覚に近い気がして。
プレンチものに関しては、基本的に僕はいろんなジャンルをちょこっとだけ聴く程度なので、詳しくは聴いていませんが、フランス・ギャルとかジェーン・バーキンとかでゲンスブールが手がけたやつとか、ミシェル・ルグランとかも好きだったりします。モンミュフミュフさんとのコラボで目指したのは、なんと言ってもMIKADOですよね。あ、そうそうこの曲『La Schatte poseuse』の別バージョンが、今度ウサギチャンレコードのコンピ・アルバムに収録されることになりました(発売は9月の予定)。モンミュフミュフさんありがとー。
――ほとんど洒落と言うか思いつきで、CYBORG'80sが生まれたんですよね。そのキッカケとなった変身サイボーグに出逢った経緯について教えてください。
横浜をプラプラ歩いていて、ガンプラ見るつもりで入った玩具屋にリニューアルして発売されてあったのを見て、昔持っていたので懐かしくて買っただけです。投げ売りで3,000円で売ってましたし。多分定価じゃ買わなかったでしょう。でも見つけた時はめちゃめちゃ嬉しかったですね。「イイモン買ったナー」とウキウキしながら電車に乗って帰ったもんです。