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クラブ or ディスコ~Part 3 トランス・アイ~ン!

バカ殿様とミニモニ姫。の『アイ~ン!ダンスの唄』に始まり、お父さんのためのトランス講座。締めくくりは、YMOのトランス・カヴァーです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

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4月24日に「バカ殿様とミニモニ姫。」名義で、『アイ~ン体操/アイ~ン!ダンスの唄』がリリース! 最初、『アイ~ン体操』を聴いた時は、正直言って、タイアップもののノヴェルティとしての評価しか出来ませんでしたが、『アイ~ン!ダンスの唄』では、流行のトランスを取り入れた意欲的なトランス童謡となっており、評価アップです。

トランス自体は、既に後藤真希の『愛のバカヤロウ』シングルに収録の『愛のバカヤロウ~trance trip version~』というので取り入れていますが、『アイ~ン!ダンスの唄』の方がスピード感もあって(トランスとしては早すぎるという意見もありますが...)出来がいいと思ったりします。両A面扱いのようですが、どうして、『アイ~ン!ダンスの唄』を先に持ってこないのでしょうか? やっぱり、子供達には、『アイ~ン体操』の方が、受けるという読みがあったのですかね。

現在、日本でトランスとして流行っているのは、ギャルにも人気のある非常にメロディアスなダッチ・トランスを指すことが多いです。第3次トランス・ブームくらいなんでしょうかね。ジャーマン・トランスから始まり、幻覚感の高いゴア・トランス、サイケデリック・トランス、そしてエピック・トランスなど。トランスと言っても、かなりサウンドの志向性は、違います。プログレ・ハウスともクロス・オーヴァーするようです。
一部改定しました。

日本での仕掛け人は、「SUPER EUROBEAT」でその地位を築き上げたavexですね。『Cyber TRANCE』の名の元に、シリーズ(写真は『THE BEST OF velfarre Cyber TRANCE』)をリリースしています。僕は実際に行ったことがないので、推測ですが、velfarreでサイバー系のサングラスをかけ、サンバイザーを被った、ナイロン系のファッションに身を包んだ若者が、踊っている姿が目に浮かびます。

『Cyber TRANCE presents』というタイトルで、浜崎あゆみ(写真)やELTのトランス・ヴァージョン集も並行リリース。トランス人口を増やすための入り口を広げる、シナジー効果も狙える、手持ちの楽曲も使えるという、さすがavexと言える、マーケティング戦略です。
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