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カヴァー曲特集~Part 2 テクノ THE ビートルズ(2ページ目)

ジョンもジョージもこの世からはいなくなったけど、ビートルズの影響は計り知れません。テクノポップも例外では、ありません。『電子音楽の世界』から数々のカヴァー曲まで。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

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1966年のアルバム『Revolver』にて、ビートルズが本格的にスタジオにて実験サウンドを作り始めます。インド化が顕著に見られる作品ですが、サイケデリック・ムーヴメントの始発点とも言えます。


Tomorrow Never Knows
アルバムのラストを飾る実験度の高い作品です。ジョージ・ファンとしても知られる高橋幸宏がアルバム『EGO』(1983年)でカヴァーしていますが、他にも『Taxman』(『Revolver』の1曲目)、『We Can Work It Out(恋を抱きしめよう)』『It’s All Too Much』『I Need You』をカヴァーしています。

高橋幸宏参加の『All You Need Is Love』にYMOの『Day Tripper』も加えて、アルバム『Yukihiro Takahashi SINGS The Beatles』なんて企画してはどうでしょう。

同曲は、モンスーンがアルバム『Third Eye』(1983年)でもカヴァーしています(写真は1995年のベスト・アルバム)。モーンスーンは、在英インド系ギャル、シーナ・チャンドラ(後にソロ作も発表)がヴォーカリストを務めたニューウェイヴ・バンドで、この曲には高橋幸宏とも縁が深いビル・ネルソンも参加しています。

元Lemon Kittensのニューウェイヴ系マルチ・プレイヤー、ダニエル・ダックスもアルバム『Blast The Human Flower』でエレクトロかつエスニックなカヴァーしています。

ここでひとつ、カヴァー・アルバムを紹介します。

エレクトロポップス・オブ・ビートルズ’80
名アレンジャー(特に中華っぽいテクノ歌謡に歌曲多し)としても知られる清水信之、サックス・プレイヤー&アレンジャーで元Mariahの清水靖晃、そして同じMariahの今や日本を代表するプロデューサーの笹路正徳の3人が集まって、10曲のビートルズのインスト・カヴァーをやっています。

オリジナルは80年にリリースされ(ジャケが黄色い)、1994年に「音楽市場」という廉価盤CDとして再発されています。この3人ともJポップ界の大御所であるBeing系アレンジャー(元を含む)でもあります。

続編もありますので、よろしく。
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