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SEASON’S SPECIAL~Part 1 毎日がクリスマスだったら...(2ページ目)

12月は街にクリスマス・ソングが溢れるシーズンですね。テクノポップ・ガイドがおススメする偏ったクリスマス・ソングを紹介します。タイトル曲からハロプロ系まで。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

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やっぱり外せないのは、「戦メリ」こと『戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr. Lawrence)』ですね。デヴィット・ボウイ(ジャック・セリアズ)、トム・コンティ(ジョン・ロレンス)、ビートたけし(原軍曹)等も出演した大島渚監督による映画で「ヨノイ大佐」を演じた教授の定番サントラです。オリジナル以外にも「ライヴ・ヴァージョン」「ピアノ・ヴァージョン」があります。

今も愛される「戦メリ」を象徴する戦場のメリークリスマス同盟というBBSもあります。原軍曹がローレンスに「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」と言うラスト・シーンは、今も強く脳裏に焼き付いています。

この曲は、松武秀樹のLogic System、そして最近ではドイツのWatergateによって『Heart Of Asia』(流行のトランスですかね)というタイトルでカヴァーされています。イギリスでは、ダンスチャート1位となったらしいです。

他にYMO周辺では\ENレーベルから1983年にリリースされた『We Wish You A Merry Christmas』が、アルバム単位で行くとベストでしょう。\ENレーベル・アーティスト達とそのお友達によるクリスマス・オムニバスです。細野晴臣の荘厳なるインスト『25 Dec. 1983』から始まり、高橋幸宏の厳粛な『ドアを開ければ…』で終わる全10曲。クリスマス・ソングに結構傾倒している節がある高橋幸宏は『X’mas Day In The Next Life』(1990年)というクリスマス・ソング3曲入りシングルも出しています。

「ドラエモンの唄」のようだとの某レコード・コレクターのコメントを聞いて妙に納得したムーンライダーズの『銀紙の星飾り』、キリスト教の聖歌らしい戸川 純の『降誕節』(クリスチャンでないのであまり分からないのですが、降誕節とはクリスマスから主の洗礼までを指すとの事)等。

¥ENレーベルのリリースしていたYMOを含めたAlfaの音源は、東芝EMIが手放してしまったらしく(ソニー・ミュージックパブリッシングと原盤独占使用契約を締結)現在廃盤中です。テイチクは頑張って、Non Standardの再発を11月21日にやってくれたので、Alfaの音源も再発を望みます。
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