テクノポップ/テクノポップ関連情報

クラブ or ディスコ~Part 1 踊るダフト・パンク

GAPのCMに登場しているお茶目な二人ですが、音楽的にも深いのです。フィルターディスコ及びフレンチ・タッチ・シーンの牽引車、ダフト・パンクについて。初ライヴ盤『Alive 1997』もリリース。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

フィルター(またはフィルタード)ディスコ(またはハウス)って聴かれた事あるでしょうか? クラブで踊ったりする若年層から昔ディスコで踊っていた中年層(僕)まで楽しめるのがフィルターディスコ! 歌物も多いですから、家で聴いても楽しめる。カーステにて爆音で聴くのも良し。特定の周波数をフィルターした開閉式サウンドエフェクトを駆使した波打つような感覚の今風のディスコとでも言いましょうか? ハウスと呼んでることも多いみたいですが、ハウスは正統派ディスコを継承すると考えれば、個人的にはフィルターディスコがしっくりきます。

amazon.co.jpでCDを買うにはタイトルかジャケ写をクリック!
現在、フィルターディスコ系の牽引者となっているのがダフト・パンク(Daft Punk)。Thomas BangalterとGuy-Manuel de Homem-Christo(名前長いぞ、君)の2人のパリジャンからなる。素顔をまったく隠しているわけではないみたいですが、被り物大好き。実は、1997年のファースト・アルバム『Home Work』(写真左)はそれほど注目してませんでした。『Da Funk』が、映画『The Saint』のサントラ(映画自体は大した事無い)に収録されたりしていたのは知ってましたが。

1998年には片割れのThomas Bangalterが参加のユニットであるStardustの『Music Sounds Better With You』(写真右:チャカ・カーンの『Fate』をサンプリング)がフィルターディスコのブレイクを引き起こした名曲と世間では認知されているようです。

僕が実際ハマッタのは、2000年の12月に某宅でシングル『One More Time』(写真左)を「こんなんどうですか?」と推薦盤として聴かしてもらってからです。もともと、ヴォコーダーやトーキング・モジュレーター系の声にはまり易いのです(やっぱりテクノポリス世代ですから)が、盛り上がるようで盛り上がらない変なグルーヴ感にやられてしまいました。くるりの『C’mon C’mon』は相似形ですね。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます