テクノポップ/テクノポップ関連情報

クラブ or ディスコ~Part 1 踊るダフト・パンク

GAPのCMに登場しているお茶目な二人ですが、音楽的にも深いのです。フィルターディスコ及びフレンチ・タッチ・シーンの牽引車、ダフト・パンクについて。初ライヴ盤『Alive 1997』もリリース。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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フィルター(またはフィルタード)ディスコ(またはハウス)って聴かれた事あるでしょうか? クラブで踊ったりする若年層から昔ディスコで踊っていた中年層(僕)まで楽しめるのがフィルターディスコ! 歌物も多いですから、家で聴いても楽しめる。カーステにて爆音で聴くのも良し。特定の周波数をフィルターした開閉式サウンドエフェクトを駆使した波打つような感覚の今風のディスコとでも言いましょうか? ハウスと呼んでることも多いみたいですが、ハウスは正統派ディスコを継承すると考えれば、個人的にはフィルターディスコがしっくりきます。

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現在、フィルターディスコ系の牽引者となっているのがダフト・パンク(Daft Punk)。Thomas BangalterとGuy-Manuel de Homem-Christo(名前長いぞ、君)の2人のパリジャンからなる。素顔をまったく隠しているわけではないみたいですが、被り物大好き。実は、1997年のファースト・アルバム『Home Work』(写真左)はそれほど注目してませんでした。『Da Funk』が、映画『The Saint』のサントラ(映画自体は大した事無い)に収録されたりしていたのは知ってましたが。

1998年には片割れのThomas Bangalterが参加のユニットであるStardustの『Music Sounds Better With You』(写真右:チャカ・カーンの『Fate』をサンプリング)がフィルターディスコのブレイクを引き起こした名曲と世間では認知されているようです。

僕が実際ハマッタのは、2000年の12月に某宅でシングル『One More Time』(写真左)を「こんなんどうですか?」と推薦盤として聴かしてもらってからです。もともと、ヴォコーダーやトーキング・モジュレーター系の声にはまり易いのです(やっぱりテクノポリス世代ですから)が、盛り上がるようで盛り上がらない変なグルーヴ感にやられてしまいました。くるりの『C’mon C’mon』は相似形ですね。
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