■トモコ、山川、石垣三、アトム、増山さん(jellyfish)
jellyfish(アメリカのjellyfishとは関係ありません)は、水着の3人組のジャケがまぶしいアルバム『jellyfish』で98年にデビュー。現在は、男性二人が加わり5人組。
――影響を受けたミュージシャンは?
〔トモコ〕Pizzicato V、PSY・S、MANNA、呉田軽穂さん、細野晴臣さんetc。好きなアーティストはたくさんいますが、自分の作風がダイレクトに影響を受けているのは上記の方々です。テクノムーブメントが下火になったころのシーンの音楽がルーツだったりします。テクノ全盛期には歌謡曲を聴いていました。ユーミンや細野さんのアイドル歌謡がメチャ好きです。
〔山川〕Deee-Lite、Pizzicato V、The B-52's
〔石垣三〕Deee-lite、ピチカート・ファイヴ
〔アトム〕いっぱいいて書ききれません。今まで聴いてきた音楽すべてから何らかの影響を受けてると思う。
〔増山〕僕もいっぱいいて書ききれません。影響受けやすいんで……。
――貴方にとってのテクノポップの金字塔的アルバムは?
〔トモコ〕『2001年の恋人達』(Shi-Shonen)でしょうか。このタイトルがテクノポップな気持ち。『恋はジャスミン』も、このタイトル曲を少し意識しています。
〔山川〕聴く回数で、岩本千春SAN『鏡』とポータブルロック『Q-T』かな?
〔石垣三〕ミカドかな。色気があるのが好き。
〔アトム〕epoの『Hi-Touch Hi-Tech』&『Harmony』、Mari Wilsonのものすべて(復活作は除く)、Strawberry Switchblade、Lioの初期のもの、あるいはTelexのものすべて、Bill Nelsonの『Chimera』。「テクノポップ」というとどうしてもまず女の子の歌モノを思い浮かべてしまうのです。「テクノ」だとまたちょっと違うんだけど。これらのアルバム、少なくとも100回は聴いてるなあ。
〔増山〕「テクノポップ」の範囲がよくわからないのですが、とりあえず下記5枚がマスターピースってことで…。YMO『テクノデリック』、坂本龍一『千のナイフ』、Art Of Noise『誰がアートオブノイズを』、プロパガンダ『シークレットウィッシュ』、トーマス・ドルビー『地平球』。他にも同等の金字塔はありますけど、その中でも「ポップ」なのは上記。
――好きなファッションは?
〔トモコ〕最近はスニーカーが急に好きになりました♪
〔山川〕水着だぜうお~
〔石垣三〕夏の服
〔アトム〕燕尾服。
〔増山〕YMOのワールドツアーでファッションショーをやってたイッセイミヤケ(笑)。
――自分達の音楽をテクノポップだと思いますか?
〔トモコ〕イコール、ではないけど、そのテイストはそこかしこに現れていると思います。特に私の作るのはそうかな!?すごく意識的に作るときもありますし、そうでないときも自然ににじみでてしまうみたいです。
〔山川〕好きなように分けていただいてけっこう。
〔石垣三〕何でもいい。
〔アトム〕実はあまり思ってません。でもポップなものを作っているつもりではあります。
〔増山〕あまり思わないです。たまたま機械を使っているポップス、くらいな…。
――『テクノ』という語感のイメージは?
〔トモコ〕男の子の世界
〔山川〕♪テクノカットにしたよっ♪(by近頃とってもSexyな大正九年SAN)
〔石垣三〕電卓。
〔アトム〕カタカナで書く「テクノ」よりローマ字の「techno」の方が自分としてはしっくりくる感じ。答になってないけど。
〔増山〕甘酸っぱい青春。
――あなたのライバルは誰ですか?
〔トモコ〕身近でとても刺激を与えてくれるのが、ワイソニックのお二人やエレキテルのみなさん。超大好きなんだけど、みんなが頑張ってると「うおっしゃオレもやるぜよ!」と燃えるから、ライバルといえるのかなぁ。
〔山川〕ミンナトモダチ……。
〔石垣三〕??
〔アトム〕あまりそういうことを考えたことは無い。ただ、カッコいいのを聴くと「よっしゃオレも!」と思う。
〔増山〕ライバルというよりファンということでイシガキアトムさん。彼のあらゆる才能が羨望です。
――最後に、今後の活動抱負等、バンドの宣伝を自由にして下さい。
〔トモコ〕 jellyfishのホームページです♪
(まだ正式ではないのですが)早瀬優香子さん復活作にjellyfishもがっちり参加しまっす!がんばりますっ。
〔山川〕ぶいぶいいわすが!!
〔石垣三〕ながーい目で。
〔アトム〕変わるわよ。(by キューティーハニー)
〔増山〕「過去にとわられない新しいもの」を作りたいです。