黄金時代を過ぎたかとも思われがちな80年代後期3部作(『Time』、『Secret Message』、『Balance Of Power』)ですが、1981年の『Time』は、テクノロジーがテーマのある意味での“テクノポップ”的コンセプト・アルバム。これら3部作は、テクノポップ(エレポップ)派の人にも“ポップ側からのテクノの活用“として十分に堪能できる内容です。
忘れていけないのが、1984年にJeff Lynneがソロとして2曲提供した『Electric Dreams』のサントラ・アルバム。シングル・カットもされた『Video』は、Jeff Lynneの珠玉のメロディーと炸裂するエレクトロニクスを駆使したMYテクノポップ・ベスト10です。この映画は、Virginが映画進出をするための戦略的なものであったようで、他にも、Georgio Moroder, Philip Oakey(Human League)、Heaven 17等が参加しています。あまり、ヒットしなかったような気がしますが、サンフランシスコを舞台に恋するコンピュータ―が反乱を起こすという思い出深い映画です。ヒロインのVirginia Masdenは超キュートでした。
ELOのコレクターは結構大変です。ELO前のIdle Race、The Move、Jeff Lynneのソロ、スーパー・グループのTraveling Wilburys、Jeff以外のELOメンバーが関与してる、Orkestra、ELO Part II、Tandy & Morgan、Kelly Groucutt、Violinski、Louis Clark、Wilson Gale & Co.、そしてRoy Wood及びWizzard等等。ストレンジ・デイズでも紹介されていた、Jeff LynneプロデュースのJulianna Rayeなんかも。
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ワールド・ツアーも計画されており、ぜひ来日して欲しいです。