SF風の舞台では多くのメンバー達がスポットライトを浴びています。観客席にはレーザー光線が飛び交う。チャート上位にランクインした、耳慣れた数多くのヒット曲のオン・パレード。これは、2001年の『モーニング娘。Live Revolution』の光景ではありません。これは、僕がビートルマニアの友人である立花君と1978年に体験したELO大阪公演の光景です。確か、同日にBob Dylanの公演もありました。僕達は、断然ELO(Electric Light Orchestra)でした。

ELOをテクノポップの文脈で語る事に抵抗がある人もいるかもしれません。メンバー達はおっちゃん然としてオールド・ファッションです。Jeff Lynneのトレードマークである“もじゃもじゃカーリーヘアー&髭面”と“ナス型サングラス”は、お世辞にもカッコいいとは言い難く、真似する気は起きません。「Wizzard作るよ。」って言って、すぐ辞めちゃったRoy Woodも“奇人変人”の代表と認知されています。お化粧して、グラムと言えばグラムですが、これでは仮装大賞です。ニューウェイヴ的には、OUTです。これ以上続けるとELOのファンの方々からお叱りを受けそうなので、やめます。

一方、ELOサイドからもこんな反論(自己反論ですな)が聞こえてきます。ELOを他のエレポップ・バンドといっしょにしないで欲しい。ELOは、由緒正しいブリティッシュ・ロック・バンドです。Jeff Lynne様は、Beatlesのメンバーのソロ作品(John以外)もプロデュースする程に信頼された、世界で5本の指に入るメロディーメーカー且つサウンドメーカーなんだから。

僕自身、1976年リリースの『A New World Record』~『Balance Of Power』までリアルタイムで聴いていたELOファンです。ELOマニアと言える程ではありませんが…。70年代において、ELO、10cc、Wingsと言うのは、特にニューウェイヴ時代以前の僕の定番でありました。全て、Beatlesに繋がっているので分かり易い趣向です。

ELOのオリジナル・アルバムは個人的には全て“外れなし”です。ELOは、Jeff Lynne、Bev Bevan、Richard Tandyの3人が中心となり、多い時で7人のメンバー(準メンバーも含めるともう少し多くなりますが)でした。ストリングスを中心としたオーケストラとポップの融合には、必要なラインアップだった訳です。しかし、シンセサイザーの可能性を追求し始めたJeff Lynne(Richard Tandyを協力の下)にとって多人数での構成は必要なくなっていきます。