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ニューロマだった人達~Part II Duran Duranリユニオン!

先週のJapanに続いて、ニューロマ界の貴公子、Duran Duranです。Duran Duranは6月に来日を控えており、来日後、な、なんと、オリジナル・メンバーで新録に入るとの報告が公式サイトにてされています。では、ニューロマとは何ぞや?そして、Duran Duranの栄光の軌跡ついて。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ニューロマ(ニュー・ロマンティックスの略称)はロンドンのクラブ・シーンから始まりエレクトロでポップなダンスビートとグラムロックに由来する派手なファッションが結び付き、MTVの視覚的なメディアを通じてブレイクしました。第2次ブリティッシュ・インヴェージョンの原動力となりました。別名フューチャリスト(どちらかと言えば、プレイク前のアンダーグラウンド的意味合いが強い)とも呼ばれイギリスでは、フューチャリスト・チャートというのも存在しました。

ニューロマの代表的なバンドとしては、Japan(グラムとニューロマの橋渡し的存在)、Duran Duran、Kajagoogoo(Duran Duranの弟分的存在)、Visage、Ultravox、初期Talk Talk、Spaudau Ballet(ニューロマ界のAOR)、A Flock Of Seagulls(ニューロマ界のあだ花)、Culture Club、Adam And The Ants等。お化粧、中世ヨーロッパ風フリルのついたシャツ、等グラマラスなファッションがポイント。一部の例外(具体例:A Flock Of SeagullsやClassix Neauvoux)はありますが、美形(具体例:Zaine Griff、David Sylvian、John Taylor)であることも重要です。

日本では、YMOはもとより、教授も清志郎と一緒に『いけないルージュマジック』でお化粧していたのは、有名ですね。高橋幸宏も、アルバム『Neuromantic(ロマン神経症)』をリリース。後忘れてはいけないのが、土屋昌巳の一風堂。歌謡界では、沢田研二もニューロマ化していました。『晴れのちBLUE BOY』は、Adam & The Ants的ニューロマ歌謡。

さて、話をロンドンに戻します。Blizというクラブはニューロマのメッカと崇められた場所です。パントマイマーがメンバーにいるニューロマ系バンドである、Shock(<左写真>サウンドの要としてLandscapeのRichard Burgessが在籍)とTik&Tok(Survivalレーベル)に在籍したTim Dry氏にニューロマについて以前に聞いた話を要約します。
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