アメリカにLexicon Magazineというニューウェイヴ~シンセポップを専門とした雑誌があるのですが、時々一緒にCDサンプラーが付いてきます。そのサンプラーに収録されていたNASAの「Back To The Square One」という曲を聴いて、完全にノックアウトされました。タイトルからも想像できる、ヴォコーダーとシンセを駆使した懐かしい未来的(レトロ・フューチャー)超ポップ・チューン。

NASAというバンド名をそれまで聞いたことがなかった僕は、てっきり90年代以降に現れたネオ・シンセポップ系の若い人達だと思っていました。新しいバンドにしては、円熟味のある凄く練られたサウンドを構築できる凄い奴らだ。Close Upにも登場したNew Musikのサード・アルバム『WARP』(Judy And Maryではないですよ)の2000年版と言っても誉めたり無い、マスターピース。聴いたテクノ好き仲間が、全て絶賛する。



二人とも、90年代はNASAとして主だった活動をしていませんでしたが、Partikはコマソン関係の仕事をしており、その間に蓄積したソングライティングの向上が11年のブランクを経て一気に爆発したようです。Nasa – In The Mist of TimeというNASAのファン・サイトもあります。cdstreet.com、Amazon.com(Emerging Dance & DJ General Chartにて2月に1位を獲得)、CD NOW、A Different Drum等で購入できます。
日本でも、ボーナス・トラックを入れてのリリース、そして来日コンサートなんて実現すれば、夢のようなのですが。