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Free Column “Free & Free” スラング・ガイド(8ページ目)

ガイドおすすめのショップやグッズの情報とフリー・コラムの掲載コーナー“Free & Free”。第15回 『(R&B/HIP-HOPでよく使われる)スラング・ガイド』

執筆者:田中 徹夫


<追記 その1>

○R&B/ラップの歌詞、もしくはアフリカン・アメリカンの日常会話の中には、私達日本人が学校教育の中で学ぶ常用英語とは大きく意味内容を逸したスラング(隠語/俗語)という言葉が使われています。
 
 その使用目的は、これらの言葉を使う若者達が大人や常識人に会話内容を知られたくない為、もしくは会話内容を聞かれて叱咤・叱責されたくない為に作られた?暗号としての役割?を果たしていると言われています。
(日本で言うならば一昔前に流行した<コギャル用語>や携帯の<絵文字>等のようなものでしょうか。)

 よってこうした≪スラング≫という言葉の概念を理解することでより深くブラックミュージックを理解する事が出来る、ということになります。


○上記国内の特長にも現れているようにスラングというのは、流行言葉的なニュアンスも多く含まれています。
 よって掲載された言葉の中にも、今は使われていない言葉、もしくは意味内容が変化しているものもあるかと思われます。

 よって本掲載用語集は、あくまでも?基礎知識としてのサブ・テキスト?としてお使い下さるようお願いします。


○スラングの中には、アフリカン・アメリカン同士では誉め言葉であっても他人種に使われると差別や侮蔑用語になる言葉も存在します。
(例えば“NIGGER”等)

 よって否定的ニュアンスを含む言葉や罵倒語などは極力使用を控える事をお勧めします。


○本用語集においては単語/熟語をメインに掲載しておりますが、使われるシチュエーション及びセンテンスによって同じスラングでもまるで反対の意味に使われることがしばしばあります(たとえば“BAD”(最低⇔最高)のように)。

 よって歌詞や会話を翻訳する際には、文章全体のニュアンスを熟考しながら翻訳する事をお勧めします。


○尚、例題を含めて会話文全体を勉強したい方には、
『 アフリカン・アメリカン スラング辞典 』泉山真奈美 著(研究社)
の購読をお勧めいたします。




(次ページに続く)


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