ところで、この2作品を大成功に導いたのは、敏腕プロデューサーとして誉れ高きクインシー・ジョーンズの手腕によるものであることは今更言うまでも無い。
だがしかし、幾ら彼の才能を持ってしても、マイケルという少年天才シンガー無くしてこの歴史的な偉業を成し遂げる事は不可能だったであろう。
選ばれし天才同士がその才能をぶつける事によって生まれた奇跡。
その賜物が≪マイケル・ジャクソンの音楽≫なのである。
さて、といいつつも『オフ・ザ・ウォール』そして『スリラー』以降のマイケルの音楽性や行動に関してはおかしなもの(?)(というか明らかに奇行ですね)が多く、音楽/キャラクターとも宇宙人化(不思議ちゃんというべきか!?)してしまったので、もはや伝記として語るべき価値は持ちえませんが、上記2作品及びそこまでの<マイケル・ジャクソン・ヒストリー>に関しては疑うことなくリスペクトすべきだと思う次第であります。
是非、それらの史実を「知っている」と言う方は再検証を、「知らない」と言う方はCDを手にとってみては如何でしょうか?
追記:
90年代音楽史ににおけるビッグ・ニュースは[マイケル、白人になる!?]でしょうか(笑)...
<参考文献>
○「スリラー」ライナーノーツ~湯川れい子著~
○「オフ・ザ・ウォール」ライナー・ノーツ~大伴良則著~
オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/MichaelJackson/
<My Favorite Album>
『 OFF THE WALL 』('79 EPIC)
『 THRILLER 』('82 EPIC)
(次ページに続く)