TOTOの3代目ヴォーカリストとして根強い人気を持つジョセフ・ウイリアムス。ソロアルバム『This Fall』が発表されたのはすでにお伝えしたとおりだが、そのジョセフにインタビューをすることができたので、今回から2回に分けてお届けしよう。まずは、ファン待望のAORアルバムに仕上がった『This Fall』について、どんな想いで仕上げたのかを聞いてみた。

“最初はビートルズみたいなアルバムを作ろうと考えていた”


ガイド:
今回のソロアルバム『This Fall』はいつ頃から作り始めたんですか?

ジョセフ・ウイリアムス(以下ジョセフ):
このプロジェクトに取りかかったのは、2007年の初め頃。カリフォルニアでTOTOと一緒にコンサートをやったんだけど、ちょうどその頃からだね。アルバムが完成してWHDに送ったのが今年の9月だから、制作期間は1年半くらいということになる。

ガイド:
多くのファンが期待していたようなTOTOスタイルのロックサウンドになっていますね。様々な音楽スタイルを持つジョセフさんが、今回こういうスタイルを選んだのはなぜですか?

『This Fall』
ジョセフ自らが“TOTOの『7th One』の続編”という『This Fall』
ジョセフ:
実は、最初からこういうアルバムにしようと思っていたわけじゃなかったんだ。曲ができてきて、作業を進めていくうちに、だんだんTOTOみたいなサウンドになっていったんだ。結果としてできあがったのが、“『7th One』の続編”とも言えるようなこのアルバムというわけなんだ。

ガイド:
では、最初はどんなアルバムにしようと考えていたんですか?

ジョセフ:
最初はビートルズみたいなアルバムを作ろうと考えていたんだ。大好きな『アビーロード』みたいで、それでいて少し『サージェント・ペパーズ』のテイストも取り入れたようなアルバムをってね。それがだんだん変化してこうなったんだ。

ガイド:
デヴィッド・ペイチやスティーヴ・ルカサーなどTOTOのメンバーも参加していますが、TOTOのようなサウンドにするために彼らを呼んだのですか? それとも彼らが加わった結果、こういうサウンドになったのですか?

ジョセフ:
TOTOみたいなアルバムにしようという特別な意識はなかったよ。ただ僕が作りたいと思う曲を作り、僕の思ったままアレンジをしていっただけなんだ。TOTOの仲間たちが参加していようといまいと、TOTOによく似たサウンドになる。それが僕のスタイルということだろうね。だからこそ、以前彼らは僕をバンドに誘ったんだろう。