数々の伝説のライヴ、そして今年は?
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豪雨の中伝説のライヴとなった97年のレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(photo by TADASHI HIRAISHI) |
すでに11回の歴史を持つフジロックフェスティバルには、伝説として語り継がれているライヴも数多くある。台風の接近による豪雨の中で行われた、第一回目のレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどはとくに有名だ。豪雨をものともしないパワフルでグルーヴィな演奏は圧巻。悪天候でも盛り上がって当然のパフォーマンスだった。ちなみにレッド・ホット・チリ・ペッパーズはその後2002年の最終日にも登場して“リベンジ”を果たし、10回目となる2006年にも圧倒的なパフォーマンスで巨大な会場を沸かせている。
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99年のグリーンステージにはZZ TOPが登場。こんな超大物もフジロックにはやってくる(photo by Yasuko Deyama) |
海外では超人気アーティスト、でも国内ではなかなか単独公演が見られない、そんな超大物アーティストも、フジロックフェスティバルにはやってくる。99年にはハードブギーの大御所ZZ TOPや、即興を主体とする圧倒的なライヴパフォーマンスで人気の高いPHISHが出演しているし、2000年にはミクスチャーロックの雄FISHBONE、80年代ラップブームの立役者RUN DMC、2001年にはニール・ヤングやOASIS、ブライアン・イーノ、そのほかジョージ・クリントン&Parliament/Funkadelic、COLDPLAY、FRANZ FERDINAND、LOS LOBOSなどなど、ものすごいメンツが(それも複数)毎年やってくるのが“フジロック”なのだ。
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今年も盛り上がること間違いなしのフジロック。Underworldは5年ぶり3回目のフジロック出演となる。写真は03年のグリーンステージでのUnderworld(photo by Yuki Kuroyanagi) |
さて、今年のフジロックフェスティバルは、7月25~27日、苗場スキー場で開催される。グリーン・ステージ、ホワイト・ステージのほか、屋内ステージとなるレッド・マーキーや木々に囲まれたフィールド・オブ・ヘヴンなど10以上ものステージが用意される。メインステージとなるグリーン・ステージには、イギリスロック界のトップスター、KASABIANや、ダンスミュージックのカリスマ、Underworld、ノイジーなギターで“シューゲイザー”ムーブメントを巻き起こしたMy Bloody Valentineなど、ホワイト・ステージにはPファンクのド派手なベーシスト、ブーツィ・コリンズなどが出演予定だ。なおMy Bloody Valentineは17年ぶりの来日公演、Underworldは5年ぶり3回目のフジロック出演となる。
今年もこの三日間、苗場が熱く燃え上がるのは間違いないだろう。その中でどんな伝説が生まれるのか、その目撃者になるには苗場スキー場に行くしかない。
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