カンヌ国際映画祭のオープニング作品にも選ばれた、映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。日本でも公開が始まり、話題を呼んでいるこの映画で初主演となったのが、ノラ・ジョーンズだ。しかし今回は、ノラ・ジョーンズの話題ではない。ビートルズにも影響を与えたカリスマミュージシャンである彼女の父親に、今回はスポットを当てる。
ノラ・ジョーンズの才能は親ゆずり?
|
爆発的ヒットとなったノラ・ジョーンズのデビューアルバム |
今や世界的なミュージシャンとなったノラ・ジョーンズ。落ち着いた歌声のピアノ弾き語りのスタイルを基本に、ジャズやカントリー、ソウルなどを絶妙にブレンドしたサウンドは、あっという間に世界をトリコにした。2002年に発表したデビューアルバムは、コンテンポラリー・ジャズのチャートで143週連続1位を記録、グラミー賞8部門を独占した。よりエモーショナルに歌い上げたり、ソウル色の濃いナンバーを収録するなど幅の広さも見せつけた次作の『フィールズ・ライク・ホーム』では、発売直後にミリオンセラーを記録。確固たる地位を短期間で築き上げたのはご存じの通りだ。
ところで、このノラ・ジョーンズの父親も、カリスマミュージシャンであることはご存じだろうか。父親の名前は、ラヴィ・シャンカルだ。この名前を聞いて、ピンときた人も多いだろう。そう、あのインドの民族楽器、シタール奏者のラヴィ・シャンカルが、ノラ・ジョーンズの父親なのである。
ノラ・ジョーンズは、今や知らない人のほうが少ないかもしれない。そしてシタールの巨匠ラヴィ・シャンカルも、世界でもっとも有名なインド音楽のミュージシャン。知っている人も多いだろう。しかしその2人が親子だったなんて、知らなかった人も多いのではないだろうか。
ちなみにラヴィ・シャンカルにはもう一人有名な娘がいる。アヌシュカー・シャンカルだ。こちらはラヴィ・シャンカルと同様、シタール奏者になっていて、親子共演もたびたび行っているようだ。