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片山ブレイカーズ&涌井慎 インタビュー!(4ページ目)

片山ブレイカーズの皆さんに、全員参加のインタビューを打診しました。そしてなんだか面白そうなので(笑)“司会兼、物販促進”担当の涌井さんにも同席をお願いしました。ROCKバンドに司会?

執筆者:常木 晴亮

次元が変わったLIVEについて

ガイド:
僕は最初の片山ブレイカーズ記事(2006年4月)で引きあいにDEVOとメトロファルスを挙げたんですけど、今読んでも我ながらイイ線突いてるなと思うんですね。特にDEVOは「サチスファクチョン!」のイメージ強いからROCK色のあるNEW WAVEバンドだと思われがちだけど、違いますよね。

DEVO LIVE 1980 日本版
DEVO 『LIVE 1980』 DVD
東:
結構ギター・ロックやったりするんですよね、あれって。

片山:
あそこまで賢くないですけどね。あそこまでアホでもないし(笑)

吐夢:
あっちは賢くアホやっとるもんな。

ガイド:
あの頃のLIVEはもう、何というか必死な感じでしたよね。途中のスロウナンバーも“引き”じゃなくて“一旦休憩”というか。とにかく押せ押せ、悪く言えば一本調子な印象だったんです。ミニ・アルバムの時のLIVEも1回見たんですがその印象はあまり変わらなかったんですね。それが今や別なバンドのようですよね。

片山:
あの時のツアー(『我楽のススメ』ツアー)は、“ツアーを廻る”という事に随分慣れて来てたんですね。体も慣れて、こなれて、逆に変に余裕を出してる感じがしたんです。それのバランスが今回ようやくしっくり来るようになったんです。

曲づくりは「新しい到達点」に

生まれてはみたものの
『生まれてはみたものの』
「のっぺら」、「宵の口、どら息子」他収録の最新作
ガイド:
明日の片山さんのソロも見せていただいて、バンドとどう違うのか、違わないのかを記事に出来ればいいなと思っているんですけど。

片山さんがバンドに曲を持っていく時はそういう弾き語りの様な形で持っていくんですか?

片山:
「鏡(よ、カガミ)」(『ヌマヌマヌー』 収録)や「のっぺら」みたいにがっちり“唄”なのはそうですけど。フレーズだけ持ってって“これでジャムろう”っていうパターンが一番多いですね。

ガイド:
今回のアルバムでバンドでやってがらりと変わった曲はありますか?

片山:
“バンドでやってがらり”かぁ……「(宵の口、)どら息子 」なんかそうかな。結構昔からあった曲なんですけど。ああいうシンプルなやり方、アプローチで出来るようになったっていうのは新しい到達点かな。

ガイド:
(ここでスタッフより開場しますの声)片山ブレイカーズは今、本当にスゴイですもんね。今日のツアー・ファイナル、楽しみにしています。ありがとうございました!
■ 2008年10月19日 下北沢 CLUB Que 楽屋にて



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