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信じて待とう!忌野清志郎とフジロック

2008年7月14日、日本のROCKファン全員をガッカリさせる悪い知らせが届いた。清志郎さん、みんな信じて待っています。

執筆者:常木 晴亮

私事で恐縮だが腰を患って2ヶ月程入院した事がある。突然の入院だった為か4人部屋には全く違う病気の患者が集まっていた。骨折、ヘルニア(私)、糖尿病、そしてもうひと方の病名は「癌」。

辛い治療の辛い副作用、子供と会えない寂しさ、奥さんの涙……動けないだけですこぶる元気な自分が申し訳ないと思っていると、それすら気遣ってくれる強い人でした。

試練は、それを克服できる人にのみ与えられる

ミュージックマガジン 2008年 6月号
『ミュージックマガジン 6月号』
清志郎と縁の深い音楽ライター今井智子によるインタビューが読み応えあり
喉頭癌を克服、「完全復活」を標榜し、日本武道館公演も大成功の内に終わらせた忌野清志郎が2008年7月14日 「新たに腰に癌が見つかり、予定していた各種公演をキャンセルする」 と発表しました。

フジロックを初めとする夏のROCKフェスへの出演、RCサクセション時代からの恒例“夏の終わりの野音”も決定、バック・カタログも続々と紙ジャケ化再発と、長いキャリアの中で数度目のHIT期を迎えつつあった矢先の事でした。

オフィシャル・サイトには最初に癌であることを発表した時※と同様にファンの事を思いやったメッセージが、いつものように筆ペンの手書きで載せられています。

※ 最初に癌であることを発表した時
2006年7月13日、オフィシャル・サイト「地味変」にて喉頭癌であることを発表。やはり出演予定であったFUJI ROCK FESTIVAL(以下フジロック)や日比谷野音公演等の予定が全てキャンセルされた


自身の音楽とは関係ない部分、特に個人史で衝撃的な部分については殆ど語ろうとしてこなかった清志郎さんのことですから、病状についての状況は報告を待つしかない日々がまた始まるのでしょう。

伝え聞くところによれば喉頭癌は最初に受けていた西洋医学的治療から、自らの意志で代替医療に切り替え克服したそう。医師に見放された肝臓疾患を「お灸」で直したという、80年代初頭の逸話を思い出させるエピソードです。

そんな風に自分の体のジャッジも自分で出来る人なので、きっと元気な姿で帰ってきてくれるハズ。我々は信じて待つ事にしましょう。


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