シバリエ、最初で最後のソロ・アルバム 『横顔』
シバリエ 『横顔』 |
3曲目と6曲目はOUT OF SIGHT PRODUCTSのアルバム 『OUT OF SIGHT PRODUCTS』 からの収録曲。ダンサブルな「ミュージック」は、12inchでカットされた程です。
大陸的なメロディを中国語で歌う5曲目や、最小の音数に抑えられたアコースティック楽器をバックに聴かせるタイトル・チューンでは、押しつけがましさは無いのに儚くはならず、存在感のあるシバリエの「声の魅力」を堪能出来ます。
なんだか雑多なアルバムのように思われるかもしれませんが、ブラジル音楽を基調に一本筋の通った作品になっています。これはEPOやDREAMS COME TRUE、山本精一(ボアダムス)からPolarisまで幅広いジャンルのアーティストとの共演経験を持ち、TVや映画、ミュージカルの音楽も数多く手掛けてきた沢田穣治(CHORO CLUB)プロデュースのたまものでしょう。
亡くなってしまったアーティストの作品と言う事で、してしまいがちな感情移入を差し引いても素晴らしい作品です。是非。
- 街
- 自転車ドリーム
- Wiper
- シバサワ
- 蛸の女
- ミュージック
- 横顔~メモリー
- 森の妖精
- ささやかな想い
- 砂と空とブローチ
- 横顔 Remix
- CHORO CLUB 『SONORA』
2003年発売のこのアルバムで、『横顔』収録曲「蛸の女」のオリジナル・ヴァージョンを聴く事が出来ます。歌っているのは作詞も手掛ける青木里枝(flex life)。