『魔女の宅急便』 宮崎駿監督の1989年作。働く女性は全員必見の名作です。 |
そんな風に、それまで意識的にも無意識的にもユーミンを聴く事を避けていた私の心にもするりと入ってきた楽曲、誰の胸にも沁みる名曲を3曲厳選してご紹介します。
少し泣きたい気分の時に…誰の胸にも沁みる、ユーミンの3曲
松任谷由実 『sweet,bitter sweet ~YUMING BALLAD BEST』 ユーミンのベスト盤は 『Neue Musik』 というものもありますが、リラックス・モード/泣きたい気分の時に聴くにはこちらのバラード・ベスト・アルバムの方がオススメ。左記3曲も収録されています。 |
まずは荒井時代の「海を見ていた午後」。別れてしまった恋人との思い出が溢れるレストランで、1人眺めている海とソーダ水の泡。いつもと変わらない世界と変わってしまった2人の関係。遠近感と陰影に富んだこの歌詞の映像感覚には、本当に驚嘆するばかりです。
この時ユーミン20才。非凡さを感じずにいられません。
■ 「ノーサイド」
松任谷時代に移ってからの楽曲「ノーサイド」は、成功すれば逆転という場面で、大切なキックを外してしまったラグビー選手を唄った曲。大人なら誰もが持つ「失敗の経験」とオーヴァー・ラップして、泣ける事間違いなしの名曲です。
この時ユーミン30才。自らの事を「天才」と称しても誰も文句が言えない地位確立。
■ 「春よ、来い」
そしてその「ノーサイド」から10年後に発表された「春よ、来い」は、純和風なメロディーとリリカルなサウンドが魅力。川のせせらぎを思い起こさせる美しいイントロ、アウトロでそっと織り込まれる童謡「春よ来い」コーラスもグッときます。
そのメロディーのたおやかさの為でしょう、槇原敬之をはじめとするJ-POPアーティストの他に、イム・ヒョンジュ、ウー・ファンらクラシック~ヒーリング系アーティストによるカヴァーが多いのも特色です。
「恋愛」、「受験」、「就職」…吉報を待っている人の胸には特に沁みるであろう、その歌詞は、中学国語の教科書に掲載された事も話題になりました。
【関連リンク】
- うたまっぷ
こちらで上記3曲の歌詞がチェックできます。「歌詞検索」から検索してみてください
→次のページ はユーミン新時代への突入を告げる最新作をご紹介!