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ボーナス直撃!J-POP全部入りBOX アイドル編(4ページ目)

BOXセット特集の第2回目は「アイドル編」です。1位は超ド級、話題のあのハコ!6月20日発売の週刊アスキー7/4号「ランキング帝国」とのコラボ記事でもあります。

執筆者:常木 晴亮

BONUS TRACK

ガイド記事にボートラがあってもいいじゃないか!というわけで…。

厚木I.C.
小泉今日子 『厚木I.C.』
「サヨナラCOLOR」Kyon2ヴァージョンも収録の2003年作。豪華な作/演奏陣も話題になりました。
1982年にアイドルとしてそのキャリアをスタートした小泉今日子。ロック・ミュージシャンとの作品創りを経験した後の、HOUSEをはじめとするクラブ・サウンドへのアプローチは当時とても自然で必然的な流れで、彼女の作品と共に聴く音楽ジャンルが変わったファンも多いのではないでしょうか。

LIVE会場で見かけたり、「来てたよ」と言う話を良く耳にしたりしたのもこの人(か渡辺満里奈)でした。

現時点での最新作『厚木I.C.』では等身大の大人のポップスで泣かせ、その後2004年に発売されたASA-CHANG & 巡礼「背中」への客演では、実験的な音像とコイズミ歌謡との融合で驚かせてくれました。

そういえば彼女のBOXってまだ出ていないんですねぇ。ベスト盤はたくさんありますが。

近田春夫作によるHOUSE歌謡「Fade Out」(1989)を境にして「アイドル~歌謡ロック期」の前半と、「クラブ・サウンド~アーティスティック期」との後半とに分ければ、そこそこ買いやすい価格に抑えられるだろうし、ファンのニーズにも応えられるのではないでしょうか。隠れた音源もたくさんありそうですし、小泉今日子初のBOX SETの登場をそろそろ期待したいところです。

ちなみにガイドイチオシのKyon2アイテムはシングル 『丘を越えて』。初期東京スカパラダイスオーケストラ(以下スカパラ)のオーセンティックな部分を担った2人、故・青木達之とマーク林こと林昌幸作曲の優しい曲、編曲もスカパラのスカ歌謡です。時代がCDに移行した1990年のリリースだったのでアナログ7inchが存在しないのが、残念!
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