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J-POP 「転職成功」 アーティスト BEST 5

週刊アスキー×All Aboutのコラボ企画「ランキング帝国」。J-POPアーティストとして活動した後、転職していっそうその名を馳せた5人の男達を紹介します。

執筆者:常木 晴亮

週刊アスキー×All Aboutのコラボ企画「ランキング帝国」。J-POPガイドとして、どんな切り口でランキングするのか少し迷いましたが、これで行きたいと思います。

ガイドが選ぶ
J-POP「転職成功」アーティスト・ランキング BEST 5

週刊アスキー 3/7号
『週刊アスキー』
毎週火曜日発売。ガイドもたまに(スミマセン)読んでます。ちなみに一番最初に読むのは「カオスだもんね」
「週刊アスキー」といえば「パソコン」。
「パソコン」といえば「仕事」。
「仕事」といえば「転職」(強引ですね)。

「昇進」とか「上場」、「粉飾決算」なんていう方もいらっしゃるかも知れませんが。

ここではJ-POPアーティストとして活動した後、転職して一層その名を上げた5人の男達を紹介します。ランキングはあってないようなもの。強いていえば成功の度合でしょうか。

タレント、俳優へ
「転職してビッグネームになった男」 ユースケ・サンタマリア

FEVER
ビンゴ・ボンゴ 『FEVER』
1995年発売の3rd.アルバム。
タレントとしてはフジテレビ系『平成教育予備校』の先生役でおなじみ、俳優としては『交渉人 真下正義』で映画主演を果たしたユースケ・サンタマリア(以下ユースケ)。お茶の間に知られるようになる前は、ビンゴ・ボンゴというバンドのヴォーカリスト(兼司会)だったのです。

ビンゴ・ボンゴはラテン系FUNK歌謡J-POPとでも呼べそうな、何でもアリの音楽性がウリのグループでした。しかし、楽しいフロントマンがいる事や、ホーンセクションを含む大所帯のメンバー構成等見た目の特徴がかぶっていた為か、(当時隆盛を極めていた)カールスモーキー石井率いる米米クラブと何かと比較され、正当な評価をされずにフェード・アウトしてしまいます。

グループ解散後ユースケはソロで活動開始。伊藤銀次プロデュースのミニ・アルバム『ピッツバーグ』収録曲「まさかね」では、井上富雄、三原重夫というルースターズ卒業組の演奏をバックに高校時代の仮病の話をえんえん語るだけ。これはあらゆる意味でスゴイ曲です。必聴、とは言いませんが…。

ガイドが記事でとりあげたウルフルズ『バンザイ』収録曲「ダメなものはダメ」への客演、篠原ともえとのユニット「カロゴンズ」、ビートたけし、トータス松本と組んだ「ぢ・大黒堂」等、企画ものも(こそ?)手抜きなしで良い作品を残している辺りがこの人らしいところです。

2003年にはケラリーノ・サンドロヴィッチ演出のミュージカル『Don't trust over 30』で初主演。サントラにはMOONRIDERSの名曲「24時間の情事」のユースケ歌唱ヴァージョンが収録されています。

ユースケ・サンタマリアという芸名の「サンタマリア」という部分は、ラテン系だったビンゴ・ボンゴ時代からの名残。当時を知る者にとっては少し嬉しい名前ですね。まぁ、改名するきっかけを掴めないままここまで来ちゃった、というのが本当の所なのでしょうけれど。

その熱い(暑い?)キャラは今も昔も変わらない。このまますっかり俳優になってしまいそうですけれど、たまにはその歌声も聴かせてほしい、そんなアーティストの1人です。

→次のページ に登場するのは文筆家、俳優。
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