J-POP/J-POP関連情報

世界に羽ばたいた「SHIMA-UTA」~宮沢和史(3ページ目)

2005年の秋、iTunes Music Storeから世界で初めて20カ国に向け同時配信された「島歌 SHIMA-UTA」。日本を代表するこの曲の歴史と魅力を改めて検証します。

執筆者:常木 晴亮

「島唄」その魅力の秘密

V.A. 『すべての人の心に花を』
V.A. 『すべての人の心に花を』
喜納昌吉のオリジナルは勿論、おおたか静流、SANDII他によるカヴァー・ヴァージョンを集めたコンピレーション。この企画、「島唄」版を作ったら何枚組になるのでしょう?
「島唄」は全世界のアーティストがカヴァーしており、中には三線※が使われていないもの、ボサノヴァになっているものまであります。こうなってくるとこの曲はもう作者である宮沢和史の手を離れ「世界に羽ばたいた日本の歌」になった、と言えるでしょう。

喜納昌吉の「すべての人の心に花を」、森山良子の「さとうきび畑」等、沖縄という土地が持つ重い歴史を歌詞に託した名曲は他にもあります。その中でなぜ「島唄」がこんなに世界各国で歌われるようになったのか。

私見ですが、それは曲のアレンジによるところが大きいと思っています。特に最後の大サビ、歌詞が無くなりラーラーラーというリフレインが徐々にテンポ・アップしていくところ。ここがどの国の人にも大きなカタルシスを与えるのではないでしょうか。

この部分に歌詞が無いので言葉を知らなくても一緒に歌え、参加する事が出来る。ここが、この曲を他と違うものにしている大きな魅力であり、さらにこのアレンジは宮沢和史がポップなロック・バンドとしてスタートしたTHE BOOMのメイン・コンポーザーであったからこそ誕生した、と思えてならないのです。

※【三線(さんしん)】
沖縄の三味線。ボディに張ったニシキヘビ皮の効果か、奏法の違いか、本土でいう(津軽)三味線よりやさしい音色で鳴るのが魅力。沖縄音楽の必需品です。



【All About内関連リンク/記事】【関連リンク/記事】
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
→次のページ は「BONUS TRACK」です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます