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超初心者向け<最新>ジャズCDベスト5(5ページ目)

リアルタイムで活躍中のミュージシャンの作品を中心に、初心者向けジャズCDをランキング形式でご紹介します。

執筆者:鳥居 直介

ポップスの歌姫が、ジャズ界の鬼才と融合

■第2位:菊地成孔×UA『Cure Jazz』
菊地成孔×UA『Cure Jazz』
菊地成孔×UA『Cure Jazz』
2006年7月リリース。文筆家などとして多方面で活躍中の日本ジャズシーンのイノベーター・菊地成孔と、独自の歌唱世界を展開するUAが夢のコラボレート。色物企画ではない、真にジャズシーンを牽引する一作に仕上がっている。また、収録曲の歌詞カードにつけられた、菊地訳による日本語詩も必見だ。
1. Born to be blue
2. Night in Tunisia
ほか
第2位に紹介するのはポップスの歌姫、UAと、ジャズ界若手の旗手である菊地成孔のコラボ作品です。

ポップスとジャズの融合、というと営業優先で中身はいまひとつ・・・というパターンも過去、多数ありましたが、本作はいい意味で期待を裏切ってくれます。

テレビ「情熱大陸」の出演などをきっかけに、ジャズという枠組を越えた人気を獲得した菊地成孔は、ジャズサックス奏者として以上に、音楽プロデュース、アレンジャー、あるいは音楽研究者としての実力を高く評価されてきました。

その菊地をして、UAは次のように言わしめています。

そのときのリズムセクションは外山明(ds)と鈴木正人(b)。菊地いわく、「世界でも異例を見ないであろうレヴェルの、強烈無比かつ非常に敷居の高い」リズムセクションをバックに、UAは「その歌と踊りでもって、その夜のバンド全体のリズムを完全に掌握/統括してしまった」(『Cure Jazz』ライナーノーツより)

ジャズをジャズとして歌いきるだけのグルーヴ感、アドリヴ能力を、UAは持っていました。そのタイム感のよさが、本作全体の独特のスピード感を生み出しています。

1位は今や日本人ジャズ演奏者では人気No.1のこの人です

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