カデンツァ(Cadenza)
[かでんつぁ] 曲の終止部において、リード奏者が無伴奏ソロで演奏するパートのこと。見せ場となる場合が多い。また、カデンツァは語源的には「終止部」を意味する言葉であるが、現在では終止部以外で行われる無伴奏ソロパートについても、カデンツァと呼称する場合も少なくない。一般に、拍子・リズムもフリーな状態で演奏されることも多い。
カリプソ(calypso)
[かりぷそ] カリブ海発祥の音楽ジャンルの1つ。ジャズの世界では、ソニー・ロリンズ(sonny Rollins)が、洗練された形のカリプソを持ち込むことに成功した。2/4拍子、2/2拍子のフロント・ビートで弾むような感覚を持っている。
●曲例
St.Thomasなど
カルテット(quartet)
[かるてっと] 4人編成のバンドのこと。ジャズの場合、おもにピアノ、ベース、ドラムの「ピアノトリオ」に、トランペット、サックスなどのフロント1名を加えた編成をさす。逆順
[ぎゃくじゅん] コード進行の一種。「逆循環」の逆。I-VI-II-Vの循環進行のIをIIIで代理し、さらに[II-V][III-VI」の順番を逆転したもの。例えばKey Cの場合にはEm7-A7-Dm7-G7といった進行となる。古典的な楽曲の多くで見られるほか、エンディングなどを即興で作るときにしばしば使用されるコード進行。
クインテット(quintet)
[くいんてっと] 5人編成のバンドのこと。モダンジャズの場合、ピアノ、ベース、ドラムのピアノトリオに、サックス、トランペットなどの管楽器が2人プラスされた編成がメジャー。■ジャズ用語集2007 か行トップに戻る