何をやりたいのかをはっきりさせる事が最初のステップです。他のメンバーに自分が何を目指しているのかを言葉ではっきり伝えられなくては、先にはすすみません。別に難しいことを言う必要はありませんよ。でも「ただバンドやってみたかっただけです…」では他のメンバーもひいてしまいます。「レッスンの課題曲をバンドでやってみたい」「マイルスのコピーバンドを作りたい」などなど、具体的なアピールが必要です。 メンバーを集めるのが一番難しいところ。メンバーを一番集めやすい環境にいるのが、恐らく学生さんでしょう。ジャズサークルにでも入っていれば、ほとんどあぶれる事もありません。では社会人になってから楽器を始めたビギナーはどうすればよいのか? 曲を決めるのは、最初はメンバーそれぞれが出し合う方法がお勧め。他のメンバーがどんなことを得意としているのかがみえてきます。ただし最終的にはリーダーが曲を決定してください。バンドを民主主義で運営すると破綻します。好みでもいいです、自分のやりたい曲がはっきりしてくれば、バンドの方向性も決まってくるでしょう。 練習場所はもちろんレンタルスタジオ。ただしほとんどの練習スタジオはロック、ポップス志向で生ピアノがないというのは普通です。アコースティックなジャズを演奏するのなら、生ピアノは不可欠。なるべくピアノのあるスタジオを選んで下さい。ウッドベースのレンタルをやっているスタジオなんかもありますので、探してみては?必要なら譜面台、マイクなどの備品の確認も忘れずに! スタジオに入ったら、楽器を出す前に演奏する位置を決めます。基本はリズム隊とメロディー楽器の人たちがそれぞれ隣り合う位置で。ピアノとドラムが離れて置いてある場合は、ドラムセットを動かすか、次回から別のスタジオを探そう! |
文章: 佐久間 啓輔(All About「ジャズ」旧ガイド)