三連単馬券がお買得になるのは?
突出しているのは天皇賞(春)である。約500万円、三連複の約24倍という目もクラむような高配当は、あまりにスゴくて腰が抜けそうではないか。しかし、あまりに現実離れしていても意味がないので、もっと身近な事例で考えていこう。組み合せ数が(三連複×6倍)ならば<NHKマイルC・ダービー・宝塚記念>あたりが数値としては近いところにある。それぞれ入着順の人気を見ると・・
・NHKマイルC 1番人気 → 4番人気 → 3番人気
・ダービー 1番人気 → 5番人気 → 3番人気
・宝塚記念 1番人気 → 6番人気 → 3番人気
いずれも1番人気と3番人気に挟まれ、やや人気薄が2着という結果。この辺のラインが三連複と三連単の損益分岐点となりそうだ。逆に妙味は薄いのが・・
・フェブラリーS 1番人気 → 3番人気 → 9番人気
三連複4920円に対し三連単6680円で、約1.35倍。これではムナしいが、すこーしだけ三連単の正体が見えてきたのではないだろうか。順不同で人気薄が紛れ込めばOKだった三連複とは違う。単純なことかもしれないが、キチんとキモに命じておきたい。
個人的に(表に掲載したG1で)馬単を獲ったのはフェブラリーS。基本的に長年の馬連発想から上積みを狙う時しか馬単は買わないからだ。だが、従来の狙い方では三連単の武器である破壊力は味わえない。よって、個人的な位置付けとしては・・
誰も思いつかない馬の勝ちが見えたら三連単!とする。
全てのレースで三連単狙いをして買い目を増やすのは得策でない。それでも、どーしても買ってみたい時には、新導入されたマークシート“フォーメーション”“マルチ”などを十分に活用して点数を絞る工夫をしよう。でないと『労多くて実り少なし』となりJRAの思う壷にハマってしまう。
最後に、実際の体験談も聞いておこう。リポーターは・・