演劇・コンサート/演劇・コンサート関連情報

2007年4月、注目の舞台はこれ!

1ヵ月の最高観劇本数を突破してしまいそう…。そんなうれしい困惑をするくらい、2007年4月は必見の作品ぞろい。その中でもとくにガイドが注目している2作品をご紹介します。

執筆者:長谷川 あや

ベルギーのパフォーマンス集団、
待望の来日。『イザベラの部屋

画像の代替テキスト
主人公のイザベラを演じるのは、ベルギーのベテラン女優ヴィヴィアンヌ・ド・ミュインク。その他のキャストも個性派、実力派ぞろい!
演劇? ミュージカル? ダンスパフォーマンス?
『イザベラの部屋』は、そのすべての要素を有し、そのどれにもカテゴライズできない革新的な舞台です。

主人公のイザベラは、数々の骨董品に囲まれて生きてきた、90歳になる盲目の老女。その彼女の部屋の秘密を9人の歌手、ダンサーが解き明かしていく物語。歌やダンスで、彼女のエネルギッシュな人生を辿り、歌い上げてきます。

二つの世界大戦、「ヒロシマ」、月面着陸、植民地主義──。
イザベラが人生を過ごしてきた20世紀とはどんな時代だったのか。激動の20世紀を、ダンス、歌、そして語りを交えて考察していきます。

舞台を彩るベルギーのパフォーマンス集団「ニード・カンパニー」は、今回が初来日となります。同カンパニーを率いる演出家、ヤン・ロワースは、暴力、エロチズムなどをテーマとした革新的な舞台づくりでヨーロッパ演劇界の風雲児的存在。2004年アヴィニョン演劇祭で初演され、話題を独占した『イザベラの部屋は、そのヤン・ロワースの代表作ともいえる作品です。
舞台で使われる骨董品の一部は、ロワースの実父が実際に所持していたものもだとか。

ベルギー屈指のパフォーマンス集団は、どんな「20世紀への旅」に私たちを案内してくれるのでしょうか。

公演は、2007年4月6日(金)、7日(土)8日(日)の3日間限り。
お急ぎください!

●公演情報
・演目: 『イザベラの部屋』
・公演日時:
2007年4月6日(金)19:00
7日(土)15:00
8日(日)15:00
・会場:彩の国さいたま芸術劇場大ホール
・構成・演出・舞台美術:ヤン・ロワース
・問い合わせ: 彩の国さいたま芸術劇場048-858-5511

※こちらで動画を見ることもができます!
http://www.jcdn.org/danceapartment/saitama.asx
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