演劇・コンサート/演劇・コンサート関連情報

生の舞台の迫力と音楽の力に、癒される!(3ページ目)

たとえば夫とケンカをしてしまった朝。いつまでも怒りを引きずらないで、昼間のうちにリセットしましょう。知的に楽しんでストレスを発散し、何事もなかったかのように帰宅する夫を迎えてみませんか。

執筆者:長谷川 あや

人気劇団が手がける初めての音楽劇

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写真=taro
右から西川浩幸、渡邊安理(いずれもキャラメルボックス)
今年で、創立22年目。日本に星の数(?)ほどある小劇団の中で、圧倒的な観客動員数を誇るのが、「演劇集団キャラメルボックス」です。年間4~5回というハイペースな公演数(で、公演期間も長いのです!)、新幹線を使っての芝居など、観客動員数のほかにも、これまでの演劇界の常識をことごとく覆し、周囲を驚かせてきました。が、作り上げる作品はいたってシンプルで、ピュアなファンタジー。中・高校生から、年配の方まであらゆる年齢層の方に支持されており、スピーディーな展開で観客を舞台に引き込み、至るところにギャグをちりばめながら、最後にはほろりとさせるというのが、王道パターンです。

そのキャラメルボックスが、今回、初めて挑むのが、「音楽劇」。これまでにも、劇中で役者が歌う芝居はいくつか上演していますが、「音楽劇」の名のもとに上演されるのは今回が初めて。出演キャストのほぼ全員が歌い、また楽器も演奏するといいます。

キャラメルボックスのほとんどの芝居の、作・演出を手がける成井豊は、「正直、ミュージカルはあまり得意ではないんです」。今回、成井は、音楽を通じて役者同士が会話をするなど、自然な形で芝居の中に音楽が使われる「音楽劇」に挑むといいます。

使用される楽曲はすべてオリジナル。原作は、宮部みゆきの短編「サボテンの花」。三学期が始まったばかりの小学校を舞台に、退職を控えた教頭先生と6年1組の生徒たちを描いた心温まるストーリー。かつては教鞭をとっていた成井が、どのように仕上げるかも見どころのひとつです。

託児サービスのある公演も!

すべての回ではありませんが、指定の昼公演では、託児サービス実施ステージも実施しています。ひとりにつき、2,000円の負担で、上演中、小学生未満の子どもを預かってもらうことができます。託児サービスを行うステージについては、チラシや作品公式ホームページの公演日程でご確認ください。各公演日の1週間前まで受付中ですが、定員になり次第締め切りとなるので気をつけて!


●公演情報
[原作]宮部みゆき「サボテンの花」(文藝春秋「我らが隣人の犯罪」所収)
[脚本]成井豊
[演出]成井豊+白井直
[公演日程]
大阪公演(イオン化粧品 シアターBRAVA!):2007年3月1日(木)~6日(火)  
東京公演(シアターアプル):2007年3月14日(水)~4月1日(日) 
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