人気ミュージカル、待望の来日公演
ウィーン版舞台写真Production VBW/Elisabeth 2003 Photo:(c)VBW/Jean-Marie Bottequin |
舞台は19世紀末のオーストリア。ハプスブルク帝国の美神とたたえられた皇后エリザベートが、窮屈な宮廷生活に生きながら自己実現に向けて奔走する史実を描いた物語。エリザベートの心象風景のような、「死」を擬人化した存在、「トート」が、ストーリーをさらにドラマチックなものにしています。
1992年にウィーンで初演され、以来、ハンガリー、ドイツなどでも上演され、オーストリアの国の人口とほぼ同じ750万人を動員する金字塔を打ち立てました。日本では、1996年に、宝塚歌劇団雪組が日本語版を上演。2000年からは、東宝版もスタート。多くのファンを魅了し、宝塚初演から11年、東宝初演から7年たった今も、チケット入手困難な人気演目です。
その原点ともなるウィーン版が、2007年、ついに日本で上演されることになりました。来日キャストも豪華! ウィーンからは、キャスト、オーケストラ、スタッフなど、総勢100名規模のスタッフが来日します。タイトルロールのエリザベート役は、1994年から同役を務めているマヤ・マクフォートが来日。日本で、うわさの美声を堪能できます。まさに、ウィーン版がそのまま日本に引っ越してきたかのような奇跡の舞台が実現するというわけです。
最強のキャストがやってくる!
作曲家自らピアノを演奏した |
製作発表では、作曲を担当した、シルヴェスター・リーヴァイ氏自らのピアノ演奏で、「Die Schatten werden laenger(闇が広がる)」(歌/トート&ルドルフ)、「Ich gehoer nur mir(私だけに)」(歌/エリザベート)の2曲が披露されました。魂のこもった圧倒的な歌唱で、会場を一気に、エリザベートの世界に引き込みます。本公演ではいったいどんな舞台を見せてくれるのでしょう?
次ページは、製作発表での3人のキャストのコメントをご紹介します。