産学官協同で就職先の評価も高止まり

近年、立命館大学が大きく受験生に対して評価を上げる一方、学生の就職受け入れ先である企業の評価も大きくあがってきている。その理由の一つは、立命館大学の中枢部に置かれている「産学官連携本部」という組織。人文系、理系の様々な分野での総合研究をリサーチし、実行していく役割を担っている。

また、企業や自治体との密接な交流により総合研究や研究者の養成までを幅広く行っている。簡単に言えば、人的な縦横のつながりを広げることだろう。関西的な風土の中では、人間的なつながりがある方が何事もうまくいく。様々な分野での専門家との共同研究により、大学の研究も進み、企業も潤う。企業にとっても、即戦力になりうる人材を獲得できるというメリットもある。

インターンシップ制(企業に学生を一定期間試験的に働かせ、実際の仕事を体験させる)の広がりにより、就職してから3年以内に退職してしまう卒業生の数を減らすことにも貢献している。

立命館大学の就職実績

立命館大学の就職状況を見てみよう。2008年度の1000名以上の従業員がいる企業に就職した割合は、全学部中63.6%と非常に高い。一例として、法学部の主な就職企業は以下のようになっている。

三菱東京UFJ銀行
みずほフィナンシャルグループ
住友信託銀行
日本生命保険
野村證券
日立製作所
シャープ
任天堂
キリンビール
読売新聞大阪本社
集英社
共同通信社
三井物産
住友商事
大和総研
西日本電信電話(NTT西日本)
日本航空(JAL)
地方公務員(上級)
国家公務員I種
国家公務員II種

映像学部という非常にユニークな学部もあることが影響してか、各テレビ局、新聞社、広告会社などマスコミ関連にも強いことがわかる。ほか、社会での実地研修授業を通して即戦力ある生徒が多いと評価されており、この実績が就職実績にあらわれていると見ていいだろう。