『上野動物園再々々襲撃』
2001年初演/撮影:青木司 |
小学校の同級生の告別式に集まった同窓生たちのお話。すでに中年となった彼らはそれぞれの問題を抱えながら毎日を送っている彼らが久しぶりに再会し、かつて“悪ガキ”だった時代を懐かしく追憶していきます。思い出話の中には、「本物のラクダに乗りたい」という、マドンナだった少女の願いをかなえるため、上野動物園に忍び込んだというエピソードも。この再会をきっかけに、子どもの頃失敗した計画を実現しようと、上野動物園「再々襲撃」を計画するけれど──? リアリズムを描き出すことには定評のある「青年団」が、人生の悲しみと、小さな希望がコミカルに描き出します。
●公演情報
『上野動物園再々々襲撃』
青年団
【公演日程】
2006年5月12日(金)~14日(日) 東京・紀伊國屋サザンシアター
2006年5月19日(金)~21日(日) 兵庫県伊丹市・AI・HALL
2006年5月26日(金) 岐阜・可児市文化創造センター・小劇場
2006年6月3日(土) 岩手・盛岡劇場メインホール
2006年6月7日(水) 埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホール
【原作】金杉忠男
【脚本・構成/演出】平田オリザ
【出演】足立誠、猪股俊明、大崎由利子、大塚洋、荻野友里、木崎友紀子、志賀廣太郎、篠塚祥司、高橋縁、天明留理子、根本江理子、羽場睦子、ひらたよーこ、松田弘子、安田まり子、山内健司、山村崇子
『白夜の女騎士(ワルキューレ)』
5月7日に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで開幕した『白夜の女騎士(ワルキューレ)』は、ワーグナーのオペラ「ニーベルンゲンの指環」を下敷きにした作品。86年、劇団夢の遊眠社時代の野田秀樹が発表し、東京・代々木体育館で上演されたこの作品は、大変な話題を呼び、初演から20年たった今も伝説的に語りつがれています。その野田の戯曲を蜷川幸雄が演出するとなれば──やっぱり見たい!
昨年、舞台初主演の『エデンの東』で新たな境地を拓いた松本潤に、19歳ながら、安定した演技を見せる鈴木杏、去年の『天保十二年のシェイクスピア』をはじめ、数多くの蜷川作品での熱演が光る勝村政信など、華やかなキャストも話題です。演劇ファンならずとも注目のこの公演、前売り券はすでに完売していますが、開演90分前に抽選で当日券が販売されるとのこと。詳細は、こちらで確認してみて。
●公演情報
『白夜の女騎士(ワルキューレ)』
【公演日程】2006年5月7日(日)~30日(火)
会場/Bunkamuraシアターコクーン
【作】野田秀樹
【演出】蜷川幸雄 他
【出演】空飛びサスケ(ヒト) /松本潤 眠り姫(おまけ) /鈴木杏 その後の信長/勝村政信 他