追悼：2008年に他界した米TV界のスターたち(4ページ目)

『The Bob Newhart Show』スザンヌ・プレシェット

数多くの人気ドラマに出演し、名脇役としてアメリカTV界の歴史と共にキャリアを積んできたスザンヌ・プレシェット。『The Bob Newhart Show』で初のレギュラーを手に入れ大ブレイクしました。

2006年、肺がんであることを告白し、通院で科学治療を受けていると「大したことない」ことをアピールしていたものの、『The Bob Newhart Show』の同窓会に参加した際、車椅子だったため心配されるように。その後、肺の一部を切除したことなどを公表し、気丈に治療を続けていましたが、1月19日呼吸不全のため息を引き取りました。享年70歳。

なお、ＴＶ界での活躍が高く評価され、1月31日にハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム入りしています。

『ベン・ケーシー』シドニー・ポラック

映画『愛と哀しみの果て』でアカデミー賞を獲得したシドニー・ポラックは、監督だけでなく、プロデューサーや俳優として映画界を中心に大活躍していました。映画監督のイメージが強いのですが、60年代の大ヒット医療ドラマ『ベン・ケーシー』を監督しているほか、『ふたりは友達? ウィル&グレイス』『ザ･ソプラノズ 哀愁のマフィア』などの人気ドラマにも出演しています。

2007年にTVドラマ『Recount』の監督を降板し胃ガンの闘病生活に入るものの、5月26日に亡くなりました。享年73歳。

なお、アメリカ人としては珍しく火葬され、遺灰は故人の希望に副いロサンゼルス郊外にあるヴァン・ナイズ空港に散骨されています。

70年代に大ヒットしたシットコム『The Bob Newhart Show』

多彩な才能の持ち主として知られていたシドニー・ポラック