皆さんは海外ドラマを字幕で観ますか? それとも日本語吹き替えで観ますか? 原作の雰囲気をより深く味わうために「海外作品は必ず字幕で」という方も多いと思いますが、実はそれってとてももったいない! 海外ドラマ作品を異常なほど観るようになって思うこと、それは日本語吹き替え版ありきで気に入っている作品も多いということです。原作を上回るフィット感とおもしろさを醸し出している日本語吹き替え版が意外と多いのです。今回は、「これこそ日本語吹き替え版で観るべき!」な3作品をご紹介します。

シェイクスピアも驚きの愛憎劇を日本語で観ると……?
『リベンジ』

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平成の愛憎劇『リベンジ』(C)ABC Studios

BS無料放送局「Dlife」で好評放送中のアメリカドラマの『リベンジ』。現在、シーズン2を日本で放送中の本作は、愛に、憎悪に、正義に溢れた悲しくも美しい愛憎劇。主人公のエミリー・ソーンを演じるのは、今、アメリカで注目されている若手女優のエミリー・ヴァンキャンプ。若々しさみなぎる彼女の活き活きとした演技は目を見張るものがあり、視聴者はその悲しみのヒロインの世界観にどんどん引き込まれ、やがて作品から目が離せなくなります。

せっかくの注目女優エミリー・ヴァンキャンプの演技をわざわざ日本語で観るのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

現にエミリーをはじめとするキャスト陣の緊迫感せまる演技はすばらしい。しかし、一度日本語吹き替え版を観ると、またその新たな世界観に引き込まれること間違いなしなのです。

泣く子も黙る、ヴィクトリア女史の背筋が凍るセリフシリーズ

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背筋も凍る雪女のヴィクトリア女史(C)ABC Studios

なんといっても注目は、自分と、自分の子供たちを守るためなら、どんな恐ろしいことでも成し遂げる平成の雪女ことエミリーの天敵ヴィクトリア。彼女の日本語吹き替え版を演じるのは、女優であり声優である山像かおりさん。彼女は『ER』や『デスパレートな妻たち』、『アリー my Love』など多くの有名海外ドラマで吹き替えを務めるベテランで、その声を誰もが一度は耳にしたことがあるはず。そんな彼女演じるヴィクトリアが、それまた怖くて必見ならぬ必聞。

ヴィクトリアの主なセリフは「絶対に許さない」、「見てなさい」、「あなたを破滅させてやるから」など非日常的なものがほとんどですが、これって実は英語で聞くより日本語で聞くほうが恐ろしくてスリリングに感じるのです。聞き慣れないフレーズが多いからでしょうか。山像さんの低く、ゆっくりねっとりした声がヴィクトリアの怖さを2倍にも3倍にも引きあげています。彼女の演じる日本語版ヴィクトリアこそ本作が表現する憎悪、愛、孤独をより引き立てている気がします。

非日常だからこそ、日本語で楽しみたい!

本作『リベンジ』は、父親が無実の罪で牢獄にぶちこまれた上に殺された少女エミリーの復讐ストーリーで、その残虐さ、孤独さは非現実的なものばかり。しかしこの非現実さこそ、視聴者にとってエキサイティングで、またこの作品を観たくなる動機になっています。あわせてここに日本語のセリフが加わることで、作品はより恐ろしさに拍車がかかり、原作以上のエキサイティングな作品に仕上がっています。なぜなら、オーバーなセリフも英語で聞けば意外と違和感がないものの、それを日本語で聞けば違和感たっぷりだから。その日本語での違和感こそまた非日常的で、ジェットコースターのようなスリリングな本作の恐ろしさにさらに拍車をかけているのです。

美しくも悲しいこの愛憎劇こそ、日本語で楽しむにぴったりな海外ドラマです。

■『リベンジ』
http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge_s2/

無料BS放送局「Dlife」でシーズン2が放送中。
※2013年6月10日よりシーズン2の第一話からアンコール放送中おさらいできる特別編成「リベンジ ウィーク 沈没への序章」をお届け。
シーズン1がDVDレンタル中。

>>ポジティブ系アメドラの魔法は日本語で?