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チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ(3ページ目)

日本未公開ですがアメリカで大ヒット中のコメディ「TWO and a half MAN」。今年のエミー賞にもノミネートされる可能性大の「TWO and a half MAN」をご紹介します!

執筆者:堀川 樹里

Jon Cryer数多くの80年代青春映画に出演していたジョン・クライヤー

『Two and a Half Man』キャラクター紹介

■チャーリー・ハーパー■
マリブ海岸沿いに住むリッチな独身貴族。誰もが知っている有名CMの歌を数多く手掛ける売れ筋コマーシャル・ソングライターで、お金に困ることはない。時間に縛られることはなく、好きな時間に起きて、一日中バーボンを飲み過ごすことも多い。無類の女好きだが、恋人関係になるのは好まず、よって結婚願望もゼロ。計画性に欠ける、気ままな性格。

チャーリー・シーン
製作総指揮者の2人が真っ先に出演を依頼したのはチャーリー・シーンだった。脚本もまだ出来てない状態だったが、出来上がったパイロットの脚本を読みチャーリーは「これは大ヒットする」と出演を決めたのだそう。

1965年9月3日、ニューヨーク生まれのチャーリーは、映画『プラトーン』(1986)でブレイクし、80年代に活躍した若手俳優。パーキンソン病の治療に専念するため降板したマイケル・J・フォックスの後を引継ぎ『スピン・シティ』(『チャーリー・シーンのスピン・シティ』)に出演し、TVコメディ俳優として再ブレイクした。

若い頃は麻薬に手を出したり、当時フィアンセだった女優ケリー・プレストン(現ジョン・トラヴォル夫人)の腕を、アクシデントとはいえ銃で撃ったり、アルコールでは色々な問題をおこしアルコール中毒リハビリセンターにも入っていた時期もあった。DV罪で訴えられたこともあり、ハリウッドのトラブルメイカーとまで言われていた時代もある。

『チャーリー・シーンのスピン・シティ』で共演したデニース・リチャーズと再婚してからは落ち着いたと見られていたが、泥沼の末2006年末に離婚。デニースと長女サムは『Two and a Half Man』にゲスト出演している。

■アラン・ハーパー■
12年連れ添った妻に離婚を突きつけられ家を追い出されてしまい、兄チャーリーの家に転がり込む。きっちとした神経質な性格で心配性でもあるためストレスが多い。真面目で堅物で変化を嫌うが、羽目を外すこともあり、そのたびに反省したり落ち込んだりしている。女性に縁が薄く、元妻が初めての女性だった。子供以外に接点のない仮面夫婦であったが、元さやに戻れるのではという期待を密かに持ちつつ、毎月3875ドルの離婚手当を支払っている。一人息子のジェイクは平日は元妻と過ごし、週末はチャーリー宅でアランと共に過ごすことになっている。職業はカイロプラクター。

ジョン・クライヤー
製作総指揮者は「アラン役にはジョン・クライヤー」と押したものの、ネットワークが「80年代を代表するスターが2人も出たら、80年代色が強くなってしまう」と大反対。しかし「試しに」、とジョンに演じさせたところ「アランを演じるのは彼しかいない」と納得したのだそう。

1965年4月16日、ニューヨーク生まれのジョンは、映画『プリティ イン ピンク/恋人たちの街角』(1986)でブレイクし、80年代に数多くの青春映画に出演。『The Trouble with Normal』などTVコメディ・シリーズにも出演していたが、映画を中心に活動していた。

私生活では最初の妻で女優のサラ・トリガーとの間に一児をもうけている。昨年芸能レポーターと再婚した。

■ジェイク・ハーパー■
10歳になるアランの一人息子。ゲーム好きでテレビを見るのも大好き。勉強は大嫌いで、やれば出来るのに面倒くさがるタイプ。チャーリーの真似をしたがり、父親をからかったりすることもあるが、まだまだ子供で純粋な面を持つ。大食漢でかなりふくよか。

アンガス・ティー・ジョーンズ
製作総指揮者はキャスティング担当者から薦められたアンガス・ティー・ジョーンズを一目見てジェイク役に決定。

1993年10月8日テキサス生まれのアンガスは、映画『オールド・ルーキー』(2002)や人気ドラマ『ER 緊急救命室』シーズン8第9話「親子」に出ている。趣味はスケートボードで、ロケ現場でも乗り回している。

■イブリン・ハーパー■
チャーリーとアランの母親。自己中心的で数多くの男性と結婚・離婚を繰り返し、現在はシングルだが女としては現役。不動産関連の仕事をしており、整形を繰り返したりとリッチな生活をしている。孫を口実にチャーリーとアランを頻繁に訪れるようになり、嫌がられても動じることはない。

ホランド・テイラー
当初は、グウィネス・パルトローの母であるブライス・ダナーが演じる予定で、パイロットのリハーサルにも参加していたが、ホランド・テイラーの方が適役だと最後の最後でキャスティング変更となった。

1943年1月14日ペンシルベニア生まれのホランドは、ブロードウェイ出身女優でトム・ハンクスの出世ドラマ『Bosom Buddies』でテレビデビューを果たした。『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』で演じたキトルソン判事でエミー賞助演女優賞を受賞している。また、『Lの世界』にも出演中。

■ジュディス・ハーパー■
アランに愛想をつかせ離婚を決心した専業主婦。強気で勝気な女性で、アランは完全に尻にひかれていた。ジェイクが、チャーリーの悪い影響を受けるのではないかと心配している。

演じているのは『Once and Again』や数多くの人気ドラマにゲスト出演しているマリン・ヒンクル。

■ローズ■
チャーリーと一夜限りの関係を結んでからというもの、チャーリーをストーカーしている。攻撃的ではないため、ベビーシッターを任されるほどハーパー家の皆から信頼されており、時には悩みを打ち明けられたり相談にのったりすることも。しかし、チャーリーのストーカーというポジションは基本的に変わらない。

演じているのはニュージーランド出身で、『ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~』『Lの世界』などにゲスト出演しているメラニー・リンスキー。

■ベルタ■
チャーリーが信頼する通いの家政婦。ハードコアなバックグランドを持つが家事の腕は最高級で、ハリウッドに住む有名人をクライアントに持つ。神経質なアラン、汚くするジェイクの存在にいらついているが、ハーパー家の騒動を蚊帳の外から見物するのを楽しみにしている。ハーパー家とは友人に近い存在。

演じているのは『L.A.LAW 七人の弁護士』など数多くの人気ドラマにゲスト出演しているコンチャータ・フェレル。


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