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AVシアターの簡単ネット接続術(2ページ目)

ホームシアターを構成するテレビやレコーダーなどのAV機器は、ネット接続を利用した便利機能が充実してきました。しかし、インターネットに接続するモデムとシアタールームやリビングルームは離れている場合も多く、「ネット機能」が眠ったままになっている事が多いようです。今回は、そんなAVシーンでのネット接続問題を超簡単に解決してくれる、CMR-110をご紹介します!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

「ネット接続」の解決策が登場! コヴィア「CMR-110」

CMR-110のパッケージには1組(2台)が同梱されていて、親子となるようペアリング設定が済まされている。

CMR-110のパッケージには1組(2台)が同梱されていて、親子となるようペアリング設定が済まされている。

コヴィア「CMR-110」は、外箱に「au BOX」適合と明記されているように、主に「au BOX」ユーザーを対象とし、同梱されている説明書も「au BOX」との接続に関するもののみです。

しかし、「CMR-110」は、IEEE802.11n規格に沿った高速無線LAN製品であり、一般的なイーサーネットコンバーターとして、ホームシアターを構成するAV機器にも利用できます。

「CMR-110」は、使用目的を「au BOX」のようなネット家電に絞り込んでいるので、家電ユーザーに難解で煩わしい設定は不要。価格も1セットで1万円弱と、汎用無線LAN製品に比べて比較的安価なのも魅力です。高速なIEEE802.11nに対応しているので、ハイビジョン映像を伝送するAV機器との相性も問題ありません!

接続も、CMR-110なら面倒な設定が不要です。一般的な無線LANの接続イメージは、親となるルーターやアクセスポイント1台を無線化して、そこに、子となるパソコンなどの機器が複数ぶら下がる構図でした。よって、セキュリティーを利用している場合、無線の子を追加する際はセキュリティー設定が必須となりますし、場合によってはルーター側の無線接続設定も修正する必要がありました。

一方、「CMR-110」の発想は有線LAN。有線LANのケーブルを真ん中で分断し、専用の無線で延長するという考え方です。接続する機器の数だけ「CMR-110」が2台(1セット購入すると2台同梱されている)必要ですが、既設の無線ルーターの設定を変更する必要は一切ありません!

これなら、家電的発想で、目に見えるケーブルや電源を接続して行くだけで、無線が利用できるようになるという訳です!!

少し難解なので、写真で接続イメージを解説しましょう。

無線LANと言うよりは、LANケーブルを無線で延長するイメージ。

無線LANと言うよりは、LANケーブルを無線で延長するイメージ(画像クリックで拡大表示)。



コヴィア「CMR-110」をAV機器に接続する

手のひらに収まるコンパクトさ。undefined面積は名刺より小さい。

手のひらに収まるコンパクトさ。 面積は名刺より小さい。

CMR-110のパッケージには、手のひらにすっぽり収まる程小型のCMR-110が2台同梱されています。

ルーター側に接続するCMR-110は、底面のスイッチが「RT」になっているものを、AV機器側に接続するCMR-110は、底面のスイッチが「Client」になっているものを選びます。付属のLANケーブルを利用して、CMR-110からルーター、もう一台のCMR-110からAV機器の有線LANポートへ接続します。

電源アダプターは1個付属していて、1台はコンセントから給電が可能です。もう一台は、付属のUSB給電ケーブルを利用します。最近のAV機器はUSBポートを備えているケースが多いので、それを利用するとケーブルもすっきりさせられますし、機器の電源をOffにすると、接続しているCMR-110の電源も切ることができてスマートです。機器にUSBポートがない場合は、別途、「電源→USB給電アダプター」を買い足すなどで対応できます。


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