世界中で大ヒットし多くのトレッキーを生んだ『スタートレック』シリーズのカーク船長が当たり役立ったウィリアム・シャトナー |
助演男優賞 ウィリアム・シャトナー 『Boston Legal』(ABC)
説明するまでもなく、有名なウィリアム・シャトナー。TVシリーズ『スター・トレック/宇宙大作戦』(1966~1969)のカーク船長として世界中に認知されている名俳優です。『スタートレック』は映画としてもシリーズ化されており、ウィリアムはカーク船長として1994年でスタートレックを卒業するまで出演し続けていました。『スター・トレック5/新たなる未知へ』では脚本と監督も担当しており、大きな話題を呼んでいます。
小説を執筆したり、乗馬やテニスを楽しんだりと趣味にいそしむ傍ら、芸能活動もまだまだ続けているウィリアムは、1931年3月22日の74歳とは思えない程エネルギー溢れる演技を見せてくれます。
今後も、彼の迫力溢れる演技に期待したいですよね。
助演女優賞 ブライス・ダナー 『Huff』(Showtime)
身長170センチでスリムな体型の気品溢れるブライス・ダナーは、1943年2月3日生まれ。60歳を超えているとは思えないほどの若さと凛とした美しさを持つハリウッド女優です。同じくハリウッド女優であるグウィネス・パルトローの実の母親なのですが、美貌だけでなく雰囲気もどことなく似ていますよね。今年のエミー賞では3部門でノミネートされましたが、これは女優としては初めてのことで大きな注目を浴びました。
もともと舞台女優として活躍していたブライスは1970年に『バタフライはフリー』でトニー賞を受賞した実力派女優。数多くの舞台や映画に出演しています。TVドラマでは『ふたりは友達? ウィル&グレイス』で一時期準レギュラー出演をしていました。
今回ブライスが賞をとった『Huff』という作品は、精神科医のミッド・ライフ・クライシスを描いたもの。クオリティーの高いTVドラマとして注目を集めまておりセカンド・シーズン放送決定となっています。
ゲスト男優賞 レイ・リオッタ 『ER 緊急救命室』(NBC)
1955年12月18日ニュージャージー生まれのレイ・リオッタは、スイス系アメリカ人なのですが、生後6ヶ月で養子に出されイタリア系アメリカ人の夫婦に引き取られて育ちました。マイアミ大学で演劇を学んだレイは、1978年から3年間『Another World』という35年も続いた昼メロドラマに出演、俳優デビューを飾りました。その後、数多くの映画やドラマに出演し、その中でも映画『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)では高い評価を得ます。
最近印象に残っている役といえば、『ハンニバル』(2001)でレクター博士の餌食となってしまう役柄でしょうか。レイ・リオッタ自身、精神的異常者を演じさせればアメリカで一、ニを競うと言われているのですが、『ハンニバル』では可哀想な感じがしました。
今回授賞したのは、『ER 緊急救命室』シーズン11の第6話で演じた患者チャーリー・メトカーフという役でした。殺人の罪で投獄されていた元受刑者という設定で、腹痛を訴えてERに来たものの最悪の結果になってしまう、というものです。
ゲスト女優賞 アマンダ・プラマー 『Law & Order SVU』(NBC)
両親とも俳優であるというアマンダ・プラマーは、1957年3月23日にニューヨークで生まれます。子役として活動をしますが、10代になると親に反抗して役者としての活動を停止。その後、舞台を中心に活動をし、1982年『神のアグネス』でトニー賞を授賞する快挙を成し遂げます。1981年には映画『Cattle Annie and Little Britches』で銀幕デビューを果たし、TVドラマ『L.A. Law』などのTVドラマにも出演。素晴らしい演技力に注目が集まりました。映画『パルプ・フィクション』(1994)に出たことでも有名な女優さんですよね。
今回授賞したのは、『Law & Order: Special Victims Unit』のシーズン6の第9話目でミランダ・コールという役でした。
次回は、コメディ・シリーズ部門の授賞作品・俳優たちを詳しくご紹介致します。お楽しみに!
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