歌舞伎/歌舞伎関連情報

歌舞伎フォーラム公演20回 その1(3ページ目)

「若い役者の芸を磨く」「大道具など若い職人たちの技術の向上」「小芝居の復活」という3本柱で公演を続けてきた歌舞伎フォーラム。今回で20回となる。演目は小山内薫の「息子」と新版「応挙の幽霊」。

執筆者:五十川 晶子

●小山内薫の作品に挑戦

 これまで、『根元草摺引』『文七元結』『傾城反魂香』『引窓』など、古典作品に挑戦、あるいは古典の外伝・異聞に属する演目を中心に上演することが多かった歌舞伎フォーラムですが、今回20周年記念の演目はなんと小山内薫の作品『息子』。

そしてこれまた明治から昭和にかけての落語を基にした歌舞伎舞踊『応挙の幽霊』という組み合わせ。いずれも近代の作品という、同フォーラムにとっては珍しい狂言建てとなっています。

「昭和10年代の、誰でも努力して上にいける出世できる時代の歌舞伎という新しいテーマに、今回は挑戦することになりました」(竹柴さん)。


街中でもよく見かける公演のポスター



さてその2では、演目の見どころと、出演役者の抱負をご紹介します。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で歌舞伎関連の商品を見るAmazon で歌舞伎関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます