歌舞伎/歌舞伎関連情報

2006年初春 歌舞伎の見所 その1(2ページ目)

お正月こそ歌舞伎。演目もにぎやかなものが多く、初めて歌舞伎を、という人でも気後れせずに楽しめそう。この冬、東京で楽しめる歌舞伎をご紹介します。

執筆者:五十川 晶子

『口上』
襲名披露興行といえばこの一幕は見逃せません。坂田藤十郎はじめ役者が舞台に並んで座り、襲名の挨拶やお祝いの言葉を述べます。広い歌舞伎座の舞台にズラリと並んだ役者の姿が壮観です。

他に
『奥州安達原』義太夫狂言の傑作の一つ。八幡太郎義家に滅ぼされた奥州安倍貞任の復讐の物語です。貞任の妻となった袖萩は、切腹の命を受けた父に逢いにきて祭文を語ります。自害する父娘の死を見届けた上使は実は貞任本人。源義家が見破り、再びの対決を約束して別れます。

そして正月らしく、おめでたい舞踊も揃いました。
『鶴寿千歳』 雌雄の鶴が筝曲に乗って見せる優雅で格調高い舞です。
『万才』 街角にやってきた万才が正月を祝い義太夫に乗せて踊ります。
『島の千歳』 白拍子の始祖・島の千歳が新年を祝い、豊かに舞います。
『関三奴』 毛やりを使った華やかな踊りを楽しめます。二世関三十郎が初演したことからこのように称されています。

配役等詳細はココ

12月に京都南座から襲名披露スタート!


その2へ続く。
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