所属事務所との対立で芸能活動がストップしている鈴木あみの写真集が店頭に並び始めた。週刊文春に写真が載ったりTSUTAYAやAMAZONの予約ランキングでも一桁台の上位ランキングを占めるなど、音楽活動ではないものの、ひさしぶりの鈴木あみの活動とあって話題の写真集だ。
写真集は松浦亜弥ファースト写真集や吉澤ひとみ、池脇千鶴、加藤あい、釈由美子など多数のアイドル・グラビアを撮影する人気カメラマン根本好伸氏。文芸春秋刊。総ページ数P112で1900円とリーズナブル。表紙は切り抜かれた小窓に折り返しに印刷された鈴木あみの写真が裏側から顔を出す格好。閉ざされた空間から笑顔を振り撒く表紙は現在の鈴木あみを象徴しているようでもある。
中身の方は、週刊文春にも掲載されたバレリーナを思わせる開脚のシーン。その他、今回の写真集では連続写真風の回転ジャンプのシーンなど多数のバレリーナっぽいカットが多い。休業中の間に、バレーの方で身体を鍛えていたことを伺わせる。杉本彩を連想させられるセクシーな黒の短パンシャツ上下の衣装服。ジーンズ&タンクトップのカジュアル姿、ハワイアンな胸チラなど。
今回の写真集のポイントはなんといっても、人気絶頂時から事実上一年半もの間、音楽やテレビはおろか雑誌などの紙媒体にも姿を出すことがなかった鈴木あみの表情を確認することができるという一点に尽きる。ファンの間ではこの間も有志を募っての復帰署名運動を行うなど根強い人気は健在。今回の写真集は文芸春秋側が打診し、撮影、発売にいたったようだが、予約の状況から見るにまだファン達は根強くがんばっているように思う。しかしながらこれ以上争いが長引き、活動を停止しつづけるならファンの方々も少しずつ気持ちが薄れ、本当の意味での引退になるだろう。
グラビアアイドルであれ、歌手であれ世の中には陽の目を見ない新人やインディーズでも自費出版、自主制作、ホームページを使っての活動と日々芸能活動で生きてゆくために頑張っている人々が大勢いる。写真集の最後のページには直筆で「一番好きな事をして生きていけるなんてすごくHAPPYなこと。。」とメッセージが書かれているが、もしそれが音楽活動であり、芸能活動であるならインディーズレーベルを立ち上げ、レコード店などに直接売り込んだり、オフィシャルサイトを立ち上げ、WEBサイトでCDを販売することぐらいそれほど難しいことではないはず。鈴木あみが失ってはいけないのは、事務所との契約ではなく多数のファンの存在である。今回の写真集が好評であれば二弾もあるとの噂もある。グラビアや写真集がその取っ掛かりであってもいい。活動を維持しつづけて欲しいものだと願ってやまない。
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