飯島 愛の100万部ベストセラー自伝『プラトニックセックス』を原作とした映画『Platonic Sex』が10月20日公開。有楽町のニュー東宝シネマで行なわれた初日舞台挨拶を取材してきた。

今回の映画の放映にあたっては飯島愛本人が配給元の東宝に直談判、女子高生、一週間に限って通常1500円のところを1000円にまけさせたということもあり、話題性も高く徹夜組みを含む200人が行列を作った。また映倫管理委員会からR-15に指定されたことについても原作者の飯島 愛は「R指定と思う大人の方がいやらしい」とバッサリ。飯島節は、とどまるところを知らず健在だった。

映画は、飯島 愛の原作をテレビドラマ、メイキング、映画の3つの切り口で制作したのうちの作品のひとつ。ドラマは原作により近い形で“親子・家族”のテーマで展開。キャスティングには『新・星の金貨』などの星野真里、永島敏行、柏原  崇、佐野史郎、藤木直人といったテレビドラマでもおなじみの顔ぶれだ。ドラマ版では20%台の好視聴率をマークし、反響も大きい。

一方、映画の方は“親子・家族”というテーマはなく、“恋愛”を中心としたストーリーで原作とは異なった独自な展開を見せる。映画版でのキャスティングは12,000人以上もの中からオーディションの中から選ばれた16歳現役女子高生の加賀美早紀。共演にはオダギリジョー、加勢大周、阿部 寛、野波真帆など映画でならした俳優女優が名を連ねる。

公開初日の舞台挨拶では松浦雅子監督「映画だけの全く違うストーリー。痛みを共感できるティーンの映画になってほしい」。主演あおい役の加賀「自分の生きている環境、人との出会いに感謝して今を精一杯生きて欲しい」とメインターゲットである女子高生に対してのメッセージを発していた(※写真:左から阿部寛、松浦監督、加賀美早紀、オダギリジョー、野波真帆、加勢大周)。

初日の会場では、やはり女子高生と思われる世代が圧倒的に多かったが、中にはちょうど女子高生の父親、母親にあたる世代の観客もおり、時折涙ぐむ様子も見られた。

舞台挨拶で松浦監督が映画のオフィシャルサイトの掲示板で映画の感想や反響を是非書き込んで欲しいと述べていたが、公開後には様々な書き込みが頻繁になされている。掲示板での反響を通して、女子高生達が作品自身や映画のメッセージをどうとらえるかということを確認できるのも特徴のひとつだろう。

追伸:CMやグラビアでも活躍した野波真帆の演技力と元ワンギャルの山本恵美のキャバ嬢のハマりぶりは注目に値する、と言わざるを得ない。

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