天候に悩まされながらリアルを追求した撮影
ラブストーリーも見どころのひとつ2008年4月26日(土)丸の内ピカデリー1他 全国ロードショー (C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. |
『紀元前一万年』の撮影中、一番大変だったこと、楽しめたことがあったら教えてください。
スティーブン・ストレイト:
一番大変だったのは、天候かな。とても難しいシーンを撮影したのは、南ニュージーランドの山の上だったんだ。気温は2度~5度ぐらい。10℃にはならなかった。
しかも想像力を駆使して演技しなくてはならなかった。CGを入れて初めてそのシーンは完成するわけだから、とても集中が必要だった。本当は雪嵐が起きたりするものすごいシーンだったわけだ。チャレンジだったね。
リアルな世界を描くために、僕たち俳優が、完全にこのファンタジーの世界に生きていなくてはならなかった。紀元前一万年の隔絶された経験を作り出さなくてはならなかったんだ。
撮影中一番楽しかったのは、いろいろな人に出会えたことかな。この作品を作るために世界中のあらゆるところから、何百人も集まった。撮影中の六ヶ月間は、本当に素晴らしい日々だった。
撮影はストーリーどおりの順番で行われた
見たこともない先史時代の人々を演じるのは想像力を駆使するしかなかった。2008年4月26日(土)丸の内ピカデリー1他 全国ロードショー (C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. |
一番好きなシーンはどこですか
スティーブン・ストレイト:
最後のシークエンスだね。『紀元前一万年』は、ストーリーどおりの順番で撮影されたんだ。そのおかげで、作品を通して演じる僕たち自身も同じ体験をしてきたような感覚をもたらした。その瞬間瞬間を実際に生きているような感覚なんだ。
だから僕たちの経験としても、最後は集大成だった。デレーの成長とその結論が示される。作品中のラブストーリーとしてもアクションとしても、アドベンチャーとしても最後の一点に収束されるんだ。盛り上がりは大きかったと思う。クライマックスだったし、とてもエキサイティングだった。CGが作られ、実際に映画を鑑賞したときはとても驚いたね。
ガイド:
続編はあるんですか?
スティーブン・ストレイト:
僕も疑問なんだけど(笑)続編があるとすると『紀元前9999年』になるよね。ないかもしれないね。(笑)この作品は、これだけで完成していると思う。
次ページは、スティーブンが主人公デレーを演じたことで得た人生の秘訣を公開!