普通の人々の好奇心が凶器に?『ブラックサイト』
(C)2007 Lakeshore Entertainment Group LLC. All rights reserved. 『ブラックサイト』2008年4月12日 渋谷東急 ほか全国ロードショー |
映画の世界でも、現代ではコンピューターが登場しない作品の方が珍しいほどです。コンピューター関連テーマも、ハッカーや、Eメールなど人気のあるジャンルは移り変わってきています。
『ブラックサイト』では、公開殺人サイトが登場。アクセスカウンタの上昇により被害者の死が早まる仕組みです。血なまぐさいニュースにも好奇心を感じてしまう部分は誰にもあるもの。無縁とは言い切れない怖さがあります。
主演のダイアン・レインが演じるのはFBIサーバー監視官。姿を見せない犯人との息詰る攻防も見ごたえがありますが、ネット社会の現在の問題が浮き上がるテーマにも注目です。
『ザ・インターネット』から12年。見逃せない映画は
コンピューターを題材にした映画は昔からある。 |
ハッカーネタでは、それより13年も遡った83年の『ウォー・ゲーム』があります。まだインターネットも知られていない時代ながら、緊迫感は決して古臭くはありません。
不正侵入をテーマにした作品には、他にもアンジェリーナ・ジョリーの『サイバー・ネット』、ハッカー部隊を登場させた『スニーカーズ』、ヒュー・ジャックマン、ジョン・トラボルタのスター共演作『ソード・フィッシュ』などがあります。
最近の作品では、『ダイ・ハード4.0』、『トランスフォーマー』でも不正侵入が描かれ、ストーリーを支えていました。
メール・チャットも現代の映画には欠かせない
『インベーション』のなかでは携帯メールが重要な鍵。 |
『ハード・キャンディ』や『クローサー』では、欲望を満たす手段としてチャットが登場。誰かに成りすますことや、本心を隠すことができるインターネットの弊害も描きだされます。
連絡を取り合う手段として携帯メールが大切な役割を果たすのは『インベーション』です。ネット社会が可能にしたことはたくさんありますが、大切な人と繋がる手段が進化しているのも事実なのです。
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