映像がお洒落な映画を見ると、美的センスが鍛えられるような気がしませんか? 今回の記事では、ハリウッド、フランス、香港、日本の映像がきれいな映画を撮る代表的な監督をピックアップ。そして、彼らの映像美に迫ります。個性に溢れた映像は、感性が刺激されること、必至です。

ガーリーな映像美が好感度大
ソフィア・コッポラ監督作品

ヴァージン・スーサイズの画像
『ヴァージン・スーサイズ』は、ソフィア・コッポラ監督が手がけたデビュー作で、思春期の少女をリアルに描いた甘酸っぱい作品で音楽も効果的
『マリー・アントワネット』が公開中のソフィア・コッポラ監督は、女性監督として抜群の知名度と実力を誇っています。

初監督作品は、ジェフリー・ユージェニデスの『ヘビトンボの季節に自殺した5人姉妹』を映像化した『ヴァージン・スーサイズ』。13歳から17歳の5人の姉妹が自殺してしまうというショッキングなテーマなのに、淡くてピンキーで透明な映像と、ポップで懐かしさ満点の音楽で、思春期の複雑ではかない感性を表現しているのはさすがです。

カメラマン出身の監督ということで、ディテールにも凝っています。ピンクのブラジャーの乗っている十字架や、化粧品の小瓶、可愛らしい香水などが、ガーリーでとてもおしゃれ。

公開中の『マリー・アントワネット』も、まさしくソフィア・コッポラ監督でなくては撮れなかった映像作品と言えるでしょう。パステルカラーのドレス、色とりどりの靴、飾っておきたいぐらいかわいいお菓子など、ロココの世界を、今までなかった映像美で探っています。

新作もその実力は、健在

マリーアントワネットの画像
『マリー・アントワネット』全国ロードショー中
マリー・アントワネットという、悲劇の王妃のイメージを、『スパイダーマン』シリーズのキルステン・ダンストを起用し、普通の女の子という視点で切り取り、共感を誘っています。ソフィア・コッポラの映画は、女性でなければ不可能な、独特の美しさに満ちているのです。

ソフィア・コッポラ監督の代表作とも言える作品は、アカデミー賞5部門ノミネート、脚本賞受賞作の『ロスト・イン・トランスレーション』。私たちが見たことのない角度からのトーキョー(東京)が描かれています。異国で出会った男女の淡い恋を描きながら、硬質でドライな雰囲気で孤独さを表現。人恋しさが募る映画ではないでしょうか?

映像美といえば、あの映画。詳細は次ページ